ドル円は他のクロス円と比較すると戻りが弱く、売りでのエントリー候補として注目できる【明快！テクニカルレビュー】
動画配信期間：公開日から3カ月間
動画の要約・まとめ
各通貨ペア・銘柄別サマリ
ドル円（USD/JPY）
中期移動平均線が下向き、長期は横ばい～やや上向きだが、直近価格帯の下部に位置しており上値が重い印象。
他のクロス円と比較すると戻りが弱く、売りでのエントリー候補として注目できる。
ただし、もう少し安値を固めてから売りで入っても遅くない可能性。
ユーロ円（EUR/JPY）
中長期移動平均線がデッドクロス形成中にも関わらず、想定より戻しが入ったが「買われている」というより「戻しただけ」の印象。
長期移動平均線の下側に位置するため、基本は売り視点。中途半端な戻り局面では買いは見送りが賢明。
ポンド円（GBP/JPY）
ユーロ円と似た状況で、中長期移動平均線がデッドクロス目前ながらも予想以上に戻す動き。
終値ベースで極端に安く引けていないため踏ん張りは見られるが、依然として売り優勢の環境。
オージー円（AUD/JPY）
クロス円の中で独特の弱含み。戻せないまま安値圏で推移し、中長期移動平均線はデッドクロス間近。
下落トレンド形成の可能性が高まり、長く続く可能性もあるため、注目度上昇。売りトレンド継続の想定。
ユーロドル（EUR/USD）
短期・中期移動平均線を一時上抜けするも、9月からの下落トレンドを大きく覆せず戻りは限定的。
長期的には依然右下がりで、戻り局面での買いは厳しい。安値更新時には売りエントリーを検討。
ポンドドル（GBP/USD）
ユーロドル同様に下落トレンドの中で粘る動きも、長期線は下向き。
短中期的な持ちこたえはあるが、上昇余地は限定的で、一気に上値を取り戻す展開は想定しづらい。
オージードル（AUD/USD）
戻せず安値更新、終値ベースでも安く、MACDはゼロライン下でデッドクロス形成。
下落継続の可能性が強く、長期に渡るトレンドになる可能性。買いは困難で売り優勢。
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井上義教 氏
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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