FXで生き残る損切りの重要性を忘れない
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FXで一定の経験があるトレーダーであっても、適切なタイミングで損切りを判断するのは決して簡単ではありません。とはいえ正しく損切りを実行できなければ、損失を広げてしまう可能性があります。
さらにFXでは売りからもエントリーできるので、収益チャンスはより多くなります。
著者はFX会社でカバーディーラーをされてた方だそうです。"予想が当たるからマーケットで勝ち残っていけるのではない 将来の変化に対応できる引き出しを数多く持ってるからこそ勝ち残っている"この言葉に納得。 タイトルが"相場に負けたときに読む本"になってるけど・・・ 相場で負けたときに読む本というよりも、相場の世界に入るときに読んでおきたい本だな、と思う。
FXで安定した利益を出すためには、ある程度の損失が出ることを受け入れる必要があるでしょう。そのうえで、損失額をどれだけ抑えられるかが、トータルで利益を生み出す鍵になります。損失額を抑える有効な手段の一つが損切りです。
FX市場は常に変化しており、同じ戦略を機械的に適用し続けるだけでは、長期的な成功は難しいでしょう。相場環境に応じて柔軟に損切り戦略を調整することが、効果的なリスク管理につながります。
ここまでも触れてきましたが、FXにおいて損失は付き物です。そのため、できる限り損失を抑えることがFXで安定した利益を得るポイントです。
事例:損切りできなかったAさんの場合 AさんはFXを始めて半年ほど経つトレーダーです。ある日、ドル円のポジションを持っていたところ、予想とは逆に相場が大きく動き、10万円の損失を抱えることに。しかしAさんは「今は一時的な下げで、いずれ相場は戻る」と信じ、損切りをしませんでした。しかし、相場はさらに下落し、損失は20万円に。その後、Aさんはついに30万円の損失を出して損切りを余儀なくされました。
FXでは、テクニカル分析を活用して損切りを判断するという方法もあります。特に活用しやすいのはトレンドラインです。トレンドラインとは、相場で上昇・下降・横ばいのうちどのトレンドが発生しているかを測るため、チャート上に記す線のことを指します。トレンドラインには、サポートライン(下値支持線)とレジスタンスライン(上値支持線)の2種類があります。
新規で注文が成立した為替レートからの値幅を基準に、損切りする方法もあります。値幅とは、2つの値段の差のことで、FXでは一般的にpips(ピップス)という単位で表されます。たとえば「買値から0.1円(10pips)下がったら決済する」といった具合です。
ただしトレンドラインを活用する場合には、ライン上やラインの近くギリギリに損切りを入れるのは避けた方がよいかもしれません。というのも、FXの相場では、理論通りの値動きをしない「だまし」がしばしば発生するためです。
トレード記録を付ける上での注意点は「記録を付けるだけで満足しない」こと。あくまでトレード記録はFXで利益を上げる(損失を抑える)ために付ける「手段」であり、「目的」ではありません。手段と目的を混同しないようにしましょう。
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