ドル・円は伸び悩みか、米インフレ再加速も日銀追加利上げに期待

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ドル・円は伸び悩みか、米インフレ再加速も日銀追加利上げに期待

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米インフレ再加速も日銀追加利上げに期待」
 11日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。今晩発表の米インフレ指標で再加速が鮮明になればドル買い優勢となり、152円台定着の見通し。ただ、日本銀行による年内の追加利上げ期待から円買いがドルの重石になりそうだ。
 11日発表の消費者物価指数(CPI)は前回を上回ると予想され、前日の取引は金利高を背景にドル買い先行。ただ、来週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げが見込まれ、ドル売り地合いでユーロ・ドルは1.05ドル付近から回復、ドル・円は152円前半から失速した。本日アジア市場で米金利高の継続でドル買い地合いは継続。ただ、日銀の年内追加利上げ期待で円買いに振れ、ドル・円は151円半ばに下げた。この後の海外市場は米物価関連指標にらみ。今晩のCPIは総合が前回を上回るほか、12日の生産者物価指数(PPI)も強い内容が見込まれる。インフレ再加速が意識されれば、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ継続観測は後退。長期金利の上昇がドルを押し上げる可能性があろう。一方、本日発表された日本の国内企業物価指数は想定外に強く、インフレ高進を示した。それを受け利上げ期待が高まり、円買い地合いは続く。

通貨別分析

 

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