来週の為替予想(米ドル/円)「日米金融政策は円安の起点となるか、介入警戒が広がる危険も」ハロンズ FX 2024/12/14 #外為ドキッ

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来週の為替予想(米ドル/円)「日米金融政策は円安の起点となるか、介入警戒が広がる危険も」ハロンズ FX 2024/12/14 #外為ドキッ
 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2024年12月13日 11時30分

日米金融政策は円安の起点となるか、介入警戒が広がる危険も

米ドル/円、3週間ぶりの高水準

中国が来年に「適度に緩和的な」金融政策を導入するとしたことがリスクオンムードを広げたほか、日銀の利上げ見送り観測を受けて、米ドル/円は153.05円レベルと、約3週間ぶりの水準まで上昇幅を広げました。日銀短観、企業物価指数など利上げを支持する材料は見られましたが、輸入物価指数が前年比で2カ月連続のマイナスと、通貨安によるインフレ圧力が限定されていることで、日銀が利上げを待つ余裕があるとの見方が優勢となっているようです。

(各レート水準は執筆時点のもの)

FX実践解説、指標後の振幅相場「次なる展開予測方法」(2024年12月12日)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

FOMC、利下げ回数と失業率

来週は日米英で金融政策会合が開催され、マザーカレンシーをはじめ、各金融市場が動意付きそうで油断できない週になります。米FOMCでは、市場は0.25%利下げをほぼ織り込み済で、注目は新たに公表される経済見通しとなります。9月時点では来年に4回の利下げ見通しを示していましたが、複数要人が利下げに対し慎重な発言をしており、利下げ回数見通しは上方修正される可能性が高そうです。回数が2回程度となれば、欧州や新興国との金融政策の温度差から米ドルは上昇幅を広げるでしょう。ただし、失業率の見通しには注意が必要と考えています。12月6日の雇用データ発表時に失業率の悪化に着目した取引が増加したのは記憶に新しいところです。9月時点の来年の失業率見通しは4.4%でしたが、これが悪化するようなら、米金融当局の利下げペース減速も限定され、市場の失望を買って米ドルの上値は重くなる危険もあります。

FOMCの経済指標見通しと12月の行動予想

出所:外為どっとコム総研

また、日銀は消費者物価の上昇に加速感が見られない中で、追加利上げを急ぐ状況にはないとの認識を持っているようで、市場の見通しも見送りで固まりつつあるようです。しかも、日銀による今回の利上げサイクルの到達点は、最大に見積もっても1.00%~1.25%と見られるため物価目標の2%には届かず、金融環境は緩和的な状況がこの先も続くと予想されます。多くの地域の金利がまだ景気抑制的な領域にある中で、日銀の12月スキップで1月利上げ観測がくすぶったとしても、円の押し上げ力は限定されやすいと感じます。これらを踏まえると、米ドル/円は下値を切り上げながら、円買い介入の警戒レベルがどの水準から強まるのかを見極めることになるのではないかと考えています。

154.83円レベルが視界に入るか(テクニカル分析)

米ドル/円は切り上がる日足一目・雲に支えられて、200日移動平均線を突破し、153円レベルまで上昇しています。中長期のトレンドを見通す上で重視される200日線を突破してきたことは好感できます。11月15日高値156.746円を起点とする、フィボナッチの61.8%戻しの153.65円を通過出来れば、76.4%の154.834円付近が見えてきそうです。ただ、上昇ペースが速いことで短期調整が強まる危険もありますが、その場合、200日線や一目・雲上限付近でサポートされるか注目したいと考えます。

【米ドル/円チャート 日足】

ドル円 日足チャート

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:
USD/JPY:150.500-155.500

12/16 週のイベント:

スケジュール

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

一言コメント

夏は陽射しが嫌いでしたが、今の時期の陽射しはありがたいと感じます。同じ太陽なのに・・・

 
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来週の為替予想 米ドル 円

2027年11月のドル円予想。当月始値 192.34、最低 189.24、当月最高 195.00。平均 192.18。月末 192.12。変更 -0.1%。

インフレ率が高くなると、外国為替市場での通貨は弱くなります。1990年のインフレ率は、日本は3.08%、米国は5.40%でした。その年のドル対円相場は、年末までに1ドル160円から135円にまで下落しています。2000年のインフ レ率は日本は-0.68%、米国では3.4%と、ドル対円相場は107.8円にまで下がっています。

5月から7月までのドル/円のレンジは151.85円から161.95円。 レンジ幅は10.10円。 高値と安値の50%(中間点)は、156.90円。 現在の水準は、中間点よりも「円高」。 安値と中間点の50%は154.38円。

ドル・円の上値メドは152円20銭近辺、下値メドは148円ちょうど近辺。200日移動平均線(28日時点で151円97銭)および75日線(同148円36銭)がそれぞれ意識される。

2026年8月のドル円見通し。当月始値 170.84、最低 170.84、当月最高 177.24。平均 173.39。月末 174.62。変更 2.2%。

2027年1月のドル円予想。当月始値 178.57、最低 170.61、当月最高 178.57。平均 175.24。月末 173.21。変更 -3.0%。

2028年1月のドル円予想。当月始値 192.21、最低 192.21、当月最高 198.12。平均 194.43。月末 195.19。変更 1.6%。

2027年2月のドル円見通し。当月始値 173.21、最低 165.49、当月最高 173.21。平均 169.98。月末 168.01。変更 -3.0%。

2024年149営業日目は153.87円からスタート。円高の流れは続き、東京時間夕方までに153円台をスルーして、さらに152.00円を割り一時151.93円まで円高が進んだ。ただ、この水準では買い戻しもありすぐに152円台に戻した。

7月25日(木曜)のドル/円相場は、前日比0.09円の「円安」だった。

図表4は、AIが予測した各シナリオにおけるドル円レートの推移と、各シナリオの発生確率を示している。AIの分析によると、最も発生確率が高いのは「現状維持シナリオ」で40%となっている。これは、短期的には急激な変化よりも緩やかな推移が予想されることを示唆している。次いで高い確率が割り当てられているのは「日米金融政策収束シナリオ」で30%である。この二つのシナリオで全体の70%を占めており、AIは比較的安定した市場環境が継続する可能性が高いと予測していると解釈できる。一方、「グローバル経済混乱シナリオ」には20%の確率が割り当てられており、世界経済の不確実性も無視できない水準で存在していることを示唆している。

2028年7月のドル円予想。当月始値 199.08、最低 198.89、当月最高 204.95。平均 201.21。月末 201.92。変更 1.4%。

最新のドル円為替レート 153.75円。日の範囲の 152.45 - 153.80円。前日 152.55円。前日比 +0.79%。

東京市場はドルが大幅安。150円を割り込み、10月21日以来の149円台も。

2028年5月のドル円予想。当月始値 201.08、最低 198.68、当月最高 204.74。平均 201.55。月末 201.71。変更 0.3%。

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