今週は、今年最後の2大イベントがあります。18日のFOMCと19日の日銀政策会合です。
FOMCでは0.25%の利下げは決定的ですので、注目点は来年以降の利下げのペースについて、FRBが現時点でどう考えているかです。一部では、今回で利下げは一旦打ち止めになるのではないかという見方も出てきていますので、パウエルFRB議長の発言に注目です。
日銀の会合では、今回の利上げがあるかどうかが注目されていますが、最近CPIがやや低下しているので、おそらく利上げは見送られると思います。
仮にその通りであれば、更に円安が進む可能性が高いとみています。その後は、クリスマスに向けて動きが徐々に鈍くなってきます。
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株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役
今井雅人 氏
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
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ドル円 今年最後の日米金融政策でどう動く日銀は追加利上げ見送りの公算で更に円安が進む可能性大 トレードアイディア
インフレ率に関して言えば、日本の消費者物価指数は前年比で徐々に上昇し、表面上は日銀の「2%インフレ目標」に沿った動きとなっている。しかし、それでも「まだ2%に届いていないのだから、もっと大胆な金融政策を行って、インフレ率を押し上げる必要があるのではないか」といった趣旨の発言をする投資家が多かった。今後インフレ率が順調に高まらない場合、日経平均株価やドル円相場が安定していても、日銀に対する追加緩和期待が高まる可能性があると考えられる。
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