日足一目均衡表におけるトレンド示唆2 ※前営業日引け時点
ポンド円
転換線 192.62円 < 193.28円 基準線 … 売り示唆
遅行スパン 195.50円 < 197.82円 実線 … 売り示唆
終値 195.50円 = 雲のなか … 中立
豪ドル円
転換線 96.90円 < 98.54円 基準線 … 売り示唆
遅行スパン 98.21円 < 101.07円 実線 … 売り示唆
終値 98.21円 = 雲のなか … 中立
NZドル円
転換線 88.12円 < 89.49円 基準線 … 売り示唆
遅行スパン 89.12円 < 91.67円 実線 … 売り示唆
終値 89.12円 < 89.37円 雲の下限 … 売り示唆
三役陰転 転換線<基準線・終値<雲の下限・遅行スパン<実線 …売りトレンド
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
一目均衡表は テクニカル分析用のインジケーターです
一目均衡表はすべてを習得するのが難しいテクニカル指標であると言われています。一目均衡表の考案者である一目山人による解説本は全7巻があるものの、一部の本は絶版になっており、現在完全に習得した人はほとんどいないとされています。ただし、時間論・波動論・値幅観測論などの理論があるものの、実際の使用にあたっては、一目均衡表を完全に習得する必要性はあまりなく、おおまかな概念の理解とシグナルさえ押さえておけば充分役立てることが可能です。
長く続く持ち合い相場にあっては一目均衡表が機能しづらい状況もあります。持ち合い相場では上雲と下雲が頻繁に入れ替わってしまうため、基準線や転換線がはっきりと上抜け、もしくは下抜けしたと判断しづらくなります。売買シグナルの根拠が薄い状況では無理なエントリーを避けて、取引を見送ることが望ましいと言えます。一目均衡表だけに頼りきってしまわずに、ほかのテクニカル分析と組み合わせて、分析精度を高めたうえで取引を進めていくのも1つの方法です。指標の種類によっては、相場展開によって機能しづらくなるケースもあるため、1つのテクニカル分析だけに依存した取引は控えたほうが良いかもしれません。相場は日々変動しているので、エントリーを行うチャンスはいずれ訪れます。チャート分析を行って、きちんと根拠を得られてから取引を行うことが大切だと言えます。
一目均衡表は、5本の線と線に囲まれた「雲」とローソク足を組み合わせて分析します。他のテクニカルチャートに比べると使用する線が多かったり構成要素が多かったりして、ちょっと複雑だなと感じる部分があるかもしれません。実際、一目均衡表の根底にある理論を完璧に理解するのは簡単ではありません。それでも、視覚的に相場の転換点などを示してくれるので、ポイントを押さえれば初心者でも使いこなすことができる便利なテクニカルチャートです。
一目均衡表とは、相場の動きを分析するテクニカル指標の一つです。1936年に細田吾一氏(ペンネームは一目山人【いちもくさんじん】)が開発した純国産のテクニカル指標で、同じく日本で考えられたローソク足チャートと並んで海外投資家にも人気があるチャートの一つです。
FXにおける「雲」は、日本で生まれたテクニカル分析手法である「一目均衡表」に用いられます。一目均衡表でもっとも大事な要素であるため、しっかりと身につけておく必要があります。雲はトレンドを判断するために必要となるローソク足の支持線や抵抗線となってくれるものであり、トレンドラインはローソク足の安値同士・高値同士を結ぶことによって見えてきます。たとえば、買いポジションを持っている人が多い相場状況である場合には、相場が下がってほしくないといった心理状態を表しています。そうした投資家たちの心理を表すものとして、雲が形成されます。
テクニカル分析用のインジケーター(テクニカル指標)は海外発のものが多いなかで、一目均衡表は日本人によって考案されたものになります。海外にも逆輸入されているもので、「ichimoku」として親しまれています。一目均衡表の優れている点は視覚的に判断しやすく、現在の相場状況が上向きであるのか下向きであるのかといった方向感と強弱が分かります。多くのテクニカル分析がチャートの縦軸である「価格」を重視しているのに対して、一目均衡表では横軸である「時間」にも注目しています。それによって、価格とともに相場が変化していくタイミングを示唆しています。一目均衡表を正しく判断することによって、エントリーポイントを見逃しにくくなるのではないでしょうか。
一目均衡表は、ネット証券などのテクニカルチャートの画面で簡単に描画することができます。描画された一目均衡表は、一目で視覚的に相場状況を捉えることができます。相場転換のサインなどいくつかポイントとなる「見方」を覚えれば、初心者でも簡単に使いこなすことができます。
一目均衡表は、テクニカル分析用のインジケーターです。雲を見るうえで理解しておくべき一目均衡表の特徴や習得すべき必要性について説明します。
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