ドル円、買いやすい?156円目指すか|FX/為替見通し 12月17日(火)川合美智子 #外為ドキッ

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ドル円、買いやすい?156円目指すか|FX/為替見通し 12月17日(火)川合美智子 #外為ドキッ
 

ドル円は下値リスクへの警戒継続【外為マーケットビュー】

配信期間:公開日から2週間
※原則隔週の配信となります。次回配信は1月7日 (予定)

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

動画の要約

現在の市場は円売りが優勢な展開となっています。これは、アメリカの製造業PMIが予想を下回ったものの、サービス業指標が良好だったことや、FRBの2.5%の利上げがほぼ市場に織り込まれている一方、日銀の年内利上げ観測が後退していることが背景にあります。

ドル円相場は152円台を回復し、上昇トレンドを形成しています。155円台後半に重要な上値抵抗があり、これを超えて156円台に到達すれば、次のターゲットとして158円が視野に入ってきます。ただし、152円を割り込むと下値リスクが高まる展開となる可能性があります。

ユーロ円は162円台まで上昇していますが、163円付近に強い上値抵抗があります。160円が重要なサポートラインとなっており、これを割り込むと売りが加速する可能性があります。特に156円を割り込むと、大きな下落リスクが生じます。

豪ドル円については、100円付近に重要な節目があり、これが大きな壁となっています。96円を割り込むと下値リスクが増大する展開となるため、注意が必要です。当面の重要なサポートラインは97円となっています。

今後のトレード戦略としては、クロス円の押し目買いが有効とされていますが、利益確定は着実に行うべきでしょう。重要なサポートラインを割り込んだ際は、速やかな撤退が賢明です。当面は円売りの流れが継続する見込みですが、各通貨ペアの重要な価格水準を意識しながらのトレードが推奨されます。

なお、今週はFOMCと日銀金融政策決定会合があり、これらの結果や今後の雇用統計などの経済指標を注視する必要があります。これらのイベントにより、相場の方向性が大きく変わる可能性もあることに留意が必要です。

目次

00:00 相場の振り返り
01:19 ドル円分析
07:10 ユーロ円分析
11:50 豪ドル円分析

日経平均は押し目買い推奨だが、もみ合いが続く可能性も… 12月17日(火)川合美智子 CFD #外為ドキッ

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川合美智子氏
外国為替ストラテジスト
旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より、テクニカル分析の第一人者、若林栄四氏の下でテクニカル分析を研究、習得する。同行退職後、1998年まで在日米銀などでカスタマー・ディーラーや外国為替ストラテジスト、資金為替部長を歴任。現在は外国為替ストラテジストとして、テクニカル分析に基づく為替相場レポートを発信中。各種メディアへの出演も多数。

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17日午前の東京市場でドル円は小幅反落

17日午前の東京市場でドル円は小幅反落。

また、ファンダメンタルズ的に見ても、(1)日米金利差に着目した円キャリートレードの長期化期待(米FRBによる利下げ観測が再燃しつつあるものの、日米金利差は当面縮まらないとの思惑から、投資家によるドル買い・円売りスタンスは変わらず)や、(2)日本政府・日銀による為替介入観測の後退(米国はインフレ抑制に繋がるドル高を容認する構え→イエレン米財務長官は政府・日銀が4/29に実施した為替介入を容認しつつも、5/2実施の為替介入については「介入はまれであるべき」と強く牽制)、(3)株式市場の堅調推移(米金利低下→株高・リスクアセット上昇→リスク選好の円売り圧力)など、ドル円相場の上昇を連想させる材料が揃っています。

ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時196.92円、豪ドル円は103.82円、NZドル円は95.14円、カナダドル円は114.15円、スイスフラン円は171.77円、メキシコペソ円は9.33円まで値を上げた。

ドル円は14日に付けた156.74円を高値に、15日に発表された米経済指標発表以後は調整のドル売りが進み、昨日は153.60円まで下押しした。そして、昨日のアジア時間は終始上値が重かったものの、欧州勢参加後は買いが優勢となり下げ幅の半値(155.17円)を超えて再び強含んだ。

ドル円の下落局面ではドルが買われるのは、日米のファンダメンタルズにいまだ開きがあることが要因。米国サイドからは15日の経済指標[米消費者物価指数(CPI)や小売売上高]が比較的弱めな結果だったことで、市場では9月からの利下げ期待が高まった。しかしながら、それ以前に発表された、4月卸売物価指数(PPI)は予想を上振れ、ミシガン大学やニューヨーク連銀が公表した期待インフレはいずれも上昇するなど、今後インフレ低下を予想する声は少ない。

<ドル円相場>ドル円(USDJPY)は4/29に記録した約34年振り高値160.24をトップに反落に転じると、5/3に一時151.87まで急落しましたが、その後は再び騰勢を取り戻し、今週は一時156.76まで急伸する動きとなりました。日足ローソク足が主要テクニカルポイント(21日線、50日線、90日線、200日線、ボリンジャーミッドバンド、一目均衡表転換線、雲上限)の上側で推移していることや、強い買いシグナルを示唆する「強気のパーフェクトオーダー」「ダウ理論の上昇トレンド」が継続点灯していること、フィボナッチ38.2%戻しと半値戻しを達成したこと等を踏まえると、テクニカル的に見て、地合いは強いと判断できます。

ここ最近の米経済指標後のドル売りの調整は、ごく短期間で終わっていることにも留意したい。3日に発表された4月の米雇用統計後にドル円は153円台から151.86円まで急落した。しかし、NY引けにかけては再び153円台に戻し、更に週明け6日には154円台に乗せ、その後じり高となった。本邦のファンダメンタルズの弱さだけではなく、介入を期待させたことによる円売りの遅れや、需給的にも円売り意欲が旺盛なことで、気が付くと数日で元の水準に戻すパターンが度々見受けられる。よって、週明けに再び156円後半に戻っていても不思議ではないだろう。

ユーロ円は反発。終値は168.87円と前営業日NY終値(168.58円)と比べて29銭程度のユーロ高水準。ドル円と同様にアジア時間には167.33円まで売られたものの、欧米市場では買い戻しが優勢となり、一時168.91円まで値を上げた。

<ドル円相場>今週のドル円相場(USDJPY)は、週初155.84で寄り付いた後、(1)ジェファーソンFRB副議長による「インフレの緩和が明らかとなるまで政策金利を据え置くことを支持する」とのタカ派的な発言や、(2)米4月ニューヨーク連銀1年先期待インフレ(結果3.3%、前回3.0%)および、同5年先期待インフレ(結果2.8%、前回2.6%)の伸び率加速、(3)イエレン米財務長官による「為替介入はまれな行為であるべき」「G7国の通貨は市場で決定されるべき」との牽制発言、(4)日米金利差に着目した円キャリートレードの長期化期待、(5)フィボナッチ半値戻し達成に伴うテクニカル的なドル買い・円売り、(6)米4月生産者物価指数(結果+0.5%、予想+0.3%)および、同コア指数(結果+0.5%、予想+0.2%)の市場予想を上回る結果が支援材料となり、週間高値156.76まで上昇しました。

本日のドル円相場は流動性が悪いことで値動きは活発になりそうだが、依然として日米のファンダメンタルズの相違で円安トレンドが続くと予想する。

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