【S&P500】上値余地を探る動き。
直近の日足は、前日足から上寄りし小陽線で終えています。続落を食い止めており、上値トライの可能性に繋げています。上昇エネルギーの強いものではなく、また、6,075-85の抵抗を上抜けきれておらず、下値リスクを残した状態ですが、短期トレドは強い状態を維持しており、再度6,085超えトライの動きが強まると見られます。6,100~6,120ゾーンに強い抵抗がありますが、上抜けて終えれば一段の上昇へ。逆に6,020-30の抵抗を下抜けて終えた場合は下値リスクがやや高くなり、6,000以下の下値抵抗の強さを確かめる動きが強まり易くなります。この場合でも5,950-60に強い下値抵抗が控えており、調整下げに留まるならこれを大きく下抜けない可能性が高くなります。短期トレンドは5,870-80を下抜けて終えない限り、大きく変化しません。上値抵抗は6,075-85,6,090-00,6,110-20に、下値抵抗は6,050-60,6,020-30,6,000-10,5,950-60,5,920-30にあります。
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SP500 プロの予想 上値抵抗を抜けきれず
この3月のFOMCの結果を受けて、S&P500指数はこれまで心理的な節目となっていた5,200ポイントの大台を超えてきた(5,200ポイントという水準は、米国株に対して当初最も強気だった某ストラテジストの24年末時点の目標株価)。さらに、今回は超長期の「上値抵抗線」を超えてきた点においても、インプリケーションがあると考えられる。
S&P500(SPX)の15日の終値は1週間前比2.08%安の5870.62。トランプ氏の勝利が米国の経済活動を刺激するとの見通しが追い風になった前週(4-8日)の4.66%高から反落した。週次での下落率は8月雇用統計の結果が悲観された9月2-6日週(4.25%安)以来の大きさだ。
10月中旬から市場を覆っていた政治的不透明感は後退し、「トランプ2.0」と呼ばれる共和党主導による「プロビジネス」や「アニマルスピリッツ」(法人減税や規制緩和など企業寄り)と呼ばれる政策期待が株式市場の上昇要因となりました。また、今年も為替市場では総じてドル高・円安となっています。
S&P500指数の2000年3月24日と2022年1月3日の終値(高値)を直線で結ぶと超長期の「上値抵抗線」が引ける(図表2)。S&P500指数はちょうどこの「上値抵抗線」を3月20日に明確に超えてきたことから、ここもとの上昇トレンドが今後も継続する蓋然性が高まったとも解釈できる。
このように、FRBの金融緩和期待と生成AI経済圏の拡大という2つのドライバーが株式市場の上昇をけん引する蓋然性が高まっている。超長期の上値抵抗線を突き抜けたS&P500指数は、新たなフェーズに入った可能性がある。
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