前日の海外市況
海外市場概況
- ドル・円:154円17銭から153円16銭までドル安・円高で推移。一部米経済指標の悪化を受けてドル売りが強まる展開。
- ユーロ・ドル:1.0479ドルから1.0516ドルの範囲内で上下した。
- ユーロ・円:161円82銭から160円78銭までユーロ安・円高で推移。
- NY原油市場:続落、供給不安後退。
- NY株式市場:下落、金融政策の不透明感が重石。
本日の予定
- <国内>
- 日銀金融政策決定会合(19日まで)
- 08:50 11月貿易収支(予想:-6879億円)
- <海外>
- 16:00 英・11月消費者物価指数(前年比予想:+2.6%)
- 22:30 米・11月住宅着工件数(予想:134.5万戸)
- 22:30 米・11月住宅建設許可件数(予想:143.0万戸)
- 22:30 米・7-9月期経常収支(予想:-2871億ドル)
- 04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表
- 04:30 パウエル米FRB議長会見
経済指標
- 米・11月小売売上高:前月比+0.7%(予想:+0.6%)
- 米・11月鉱工業生産:前月比-0.1%(予想:+0.3%)
- 米・11月設備稼働率:76.8%(予想:77.3%)
- 米・10月企業在庫:前月比+0.1%(予想:+0.1%)
- カナダ・11月消費者物価指数:前年比+1.9%(予想:+2.0%)
要人発言
- 関係筋「ガザ停戦合意、数日以内に署名の見通し」
- ハマス関係筋「人質解放や停戦合意は新たな条件なしに成立可能」
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株式会社フィスコ
前日の海外市況ほかドル 円154円17銭から153円16銭までドル安 円高で推移
陰線引け。前日高値を超えるも1.0542ドルに位置する日足一目均衡表・転換線が抵抗となり反落。前日安値の手前で下げ渋ったが3手ぶりの陰線引け。
外国為替市場で円売り圧力が一服している。24日の夜には円相場が対ドルで一時、1ドル=153円10銭台まで上昇した。幅広い通貨に対して全面安だった局面から一転、対ユーロや英ポンドでも円高が進む。日米金融政策の転機が近いとの見方が強まり、金利差に着目した円売りを見直す動きが出てきたからだ。ただ円安再燃リスクは残っており、当面は不安定な展開が予想される。
陰線引け。98円台で強含むも前日高値を超えたところで上昇が一服し、日足一目均衡表・雲を再び割り込んだ。13日安値の手前では下げ止まったが、5手ぶりの陰線引け。
ユーロドルは3日ぶりに反落。終値は1.0491ドルと前営業日NY終値(1.0512ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間発表の12月独Ifo企業景況感指数が予想を下回ったことを受けて、19時30分前に一時1.0479ドルと日通し安値を付けたものの、NY市場に入ると下げ渋った。前日の安値1.0475ドルがサポートとして意識されたほか、米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入り、2時過ぎには1.0516ドル付近まで持ち直す場面があった。
陰線引け。154円半ばの11月26日高値が抵抗となり反落。前日安値を割り込んで153円前半まで下落した。一巡後は持ち直すも7手ぶりの陰線で終えた。
17日のニューヨーク外国為替市場でドル円は7営業日ぶりに反落。終値は153.46円と前営業日NY終値(154.15円)と比べて69銭程度のドル安水準だった。11月米小売売上高で自動車を除く数値が予想を下回ったことが分かると全般ドル売りが先行。11月米鉱工業生産が予想より弱い内容となったこともドル売りを促した。一時は4.4383%前後と11月18日以来の高水準を付けた米10年債利回りが低下に転じると、前日の安値153.33円を下抜けて一時153.16円まで下げ足を速めた。明日18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や19日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前に、ポジション調整目的の売りも出やすかった。
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