陰線引け。195円後半まで上昇するも前日高値が抵抗となり下落。200日線を割り込み、194円手前まで売られる場面があった。
日足一目・転換線は基準線を僅かに下回っているが、明日には上回ってくる見込み。続落した場合、両線が位置する193.20円台では売り圧力が緩むか。195円の200日線を睨みながら、厚い雲の中で方向感を探る展開が続きそうだ。
レジスタンス1 195.90(12/17高値)
前日終値 194.67
サポート1 193.25(日足一目均衡表・転換線)
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
一目均衡表は テクニカル分析用のインジケーターです
一目均衡表はすべてを習得するのが難しいテクニカル指標であると言われています。一目均衡表の考案者である一目山人による解説本は全7巻があるものの、一部の本は絶版になっており、現在完全に習得した人はほとんどいないとされています。ただし、時間論・波動論・値幅観測論などの理論があるものの、実際の使用にあたっては、一目均衡表を完全に習得する必要性はあまりなく、おおまかな概念の理解とシグナルさえ押さえておけば充分役立てることが可能です。
長く続く持ち合い相場にあっては一目均衡表が機能しづらい状況もあります。持ち合い相場では上雲と下雲が頻繁に入れ替わってしまうため、基準線や転換線がはっきりと上抜け、もしくは下抜けしたと判断しづらくなります。売買シグナルの根拠が薄い状況では無理なエントリーを避けて、取引を見送ることが望ましいと言えます。一目均衡表だけに頼りきってしまわずに、ほかのテクニカル分析と組み合わせて、分析精度を高めたうえで取引を進めていくのも1つの方法です。指標の種類によっては、相場展開によって機能しづらくなるケースもあるため、1つのテクニカル分析だけに依存した取引は控えたほうが良いかもしれません。相場は日々変動しているので、エントリーを行うチャンスはいずれ訪れます。チャート分析を行って、きちんと根拠を得られてから取引を行うことが大切だと言えます。
テクニカル分析用のインジケーター(テクニカル指標)は海外発のものが多いなかで、一目均衡表は日本人によって考案されたものになります。海外にも逆輸入されているもので、「ichimoku」として親しまれています。一目均衡表の優れている点は視覚的に判断しやすく、現在の相場状況が上向きであるのか下向きであるのかといった方向感と強弱が分かります。多くのテクニカル分析がチャートの縦軸である「価格」を重視しているのに対して、一目均衡表では横軸である「時間」にも注目しています。それによって、価格とともに相場が変化していくタイミングを示唆しています。一目均衡表を正しく判断することによって、エントリーポイントを見逃しにくくなるのではないでしょうか。
<株式> 米国株式市場は、米10年債利回りが一時5.0%を上回った後に低下する中、まちまちで取引を終えた。市場では週内に発表される一連の企業決算や主要経済指標も注目されている。S&P総合500種が小幅安で終了した一方、ナスダック総合は金利動向に敏感なモメンタム銘柄が主導して高く引けた。ダウ工業株30種は4日続落となった。ウェルスパイア・アドバイザーズのシニアバイスプレジデント、オリバー・パーシェ氏は「金利が引き続き中心話題となっており、高い金利を長期間維持するという観点から、あとどれだけ金利が上昇して、どれだけ長く維持するのか、に注目点がややシフトしている」と指摘。市場は連邦準備理事会(FRB)が近い将来に金利を引き下げることはないという想定を受け入れたとした。S&P総合500種はテクニカル面で重要な200日移動平均を終値で2日連続下回った。今週はマイクロソフト、アルファベット、メタ、アマゾンなど超大型モメンタム銘柄の決算発表が予定されている。CFRAリサーチのチーフ投資ストラテジスト、サム・ストーバル氏は「S&P500構成銘柄の3分の1近くが今週決算発表を行う予定で、投資家は(超大型7銘柄の)マグニフィセント・セブンの決算が予想から上振れることを願っている」と述べた。経済指標は26日に第3・四半期国内総生産(GDP)、27日に個人消費支出(PCE)価格指数が発表される。市場では地政学的混乱も意識されており、イスラエルとイスラム組織ハマスの紛争が激化あるいは拡大する兆しを示すかが注目されている。個別銘柄では薬局チェーン大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが3.3%急騰。JPモルガンが投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げた。石油大手シェブロンは3.7%下落。同社は23日、米同業ヘスを530億ドルで買収すると発表した。ヘスも1.1%安となった。米取引所の合算出来高は108億株。直近20営業日の平均は106億7000万株。ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.10対1の比率で上回った。ナスダックでも2.04対1で値下がり銘柄が多かった。
一目均衡表は、テクニカル分析用のインジケーターです。雲を見るうえで理解しておくべき一目均衡表の特徴や習得すべき必要性について説明します。
FXにおける「雲」は、日本で生まれたテクニカル分析手法である「一目均衡表」に用いられます。一目均衡表でもっとも大事な要素であるため、しっかりと身につけておく必要があります。雲はトレンドを判断するために必要となるローソク足の支持線や抵抗線となってくれるものであり、トレンドラインはローソク足の安値同士・高値同士を結ぶことによって見えてきます。たとえば、買いポジションを持っている人が多い相場状況である場合には、相場が下がってほしくないといった心理状態を表しています。そうした投資家たちの心理を表すものとして、雲が形成されます。
110円を見ることになるのかどうか分かりませんが、可能性は出てきました。しかし、かりに110円台を示現したとしても、「利益確定の売り」や「達成感」などから一旦調整すると予想しますが、その水準も「感」ではなく、やはりテクニカルを基本に判断することが必要です。今週は11日(木)のECB理事会が注目されます。ここで、足元の金利高をどれだけ強くけん制する発言が出て来るのか、その内容次第では米金利の動きにも影響を与えます。政策変更はなく、据え置きが予想されています。
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