FOMCタカ派でNYダウなど急落…トランプ政権をにらみ、会合ごとに政策金利を検討することになりそう。日銀は利上げを見送ると思われるが、円安進行はリスクのため日銀会合の発表を注視。【外為マーケットビュー】
動画配信期:公開日から2週間
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
市場予想動画の要約・まとめ
FOMC(米連邦公開市場委員会)について:
– 政策金利は予想通り据え置き(1名の委員が反対)
– 2025年の利下げ回数予想を4回から2回に減少
– 2025年は2-3回、2026年は1-2回の利下げを予想
– 中立金利見通しを2.9%から3.0%に引き上げ
– インフレ見通しを上方修正
– 来年のPCE:2.1%→2.5%
– 再来年:2.0%→2.1%
市場への影響:
– 米国株が大幅下落
– ダウ:1,123ドル安(-2.58%)
– S&P500:178ポイント下落(-2.95%)
– VIX指数が20%台まで急騰
– ドル円は155円手前まで上昇
– クロス円は全般的に下落
日銀会合の見通し:
– 市場は据え置き予想が優勢
– 仮に利上げを実施した場合:
– 円高が加速する可能性
– 日経平均の大幅下落リスク
結論:
FOMCは予想以上にタカ派的なスタンスを示し、これを受けて市場はリスクオフの展開となった。特に株式市場への影響が顕著で、急落する展開となった。今後はトランプ氏の政策への警戒感も強く、金利見通しが大きく変動する可能性がある。日銀については、現状の市場環境を考慮すると、据え置きの可能性が高いと見られている。
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YEN蔵 氏
株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。YouTubeなどで個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており、人気を博している。
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12 19 FX
2023年は、年末にかけて米金利が低下しました。一方で2022年は12月後半から米金利は反発に転じましたが、これは「日銀サプライズ」で日本の金利が急騰したことに連れた面が大きかったのではないでしょうか(図表4参照)。
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