東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に157円台で推移か、日銀は追加利上げに慎重姿勢」
19日のドル・円は、東京市場では154円44銭から156円77銭まで上昇。欧米市場では156円41銭まで下げた後、一時157円81銭まで上昇し、157円35銭で取引終了。本日20日のドル・円は主に157円台で推移か。日本銀行は追加利上げに慎重であるため、ドルは底堅い動きを保つ可能性がある。
報道によると、国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は12月19日、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げと日本銀行の利上げ見送りについて、「米経済を巡る不確実性が高いことを踏まえると、FRBの行動は適切」、「インフレは目標に向かって鈍化傾向にあることを示している」と指摘した。一方、日銀の政策決定について「政策正常化とインフレ目標回帰を目指す中、データに基づいた金融政策運営を継続することを提言する」との見方を示した。なお、植田日銀総裁は、政策変更に当たって来年の春闘の動向とトランプ米新政権下での経済政策運営を注目点に挙げている。
《午前8時現在》 ドル・円: 156.50円-158.50円 156円台半ば近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 162.50円-164.00円 162円台半ば近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 97.50円- 99.00円 97円台半ば近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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ドル 円は主に157円台で推移か 日銀は追加利上げに慎重姿勢
外国為替市場で2025年も円売り圧力が続くとの見方が強まっている。米連邦準備理事会(FRB)は18日、25年の利下げペースは従来に比べて減速するとの見通しを示した。為替の決定要因のひとつである日米金利差の縮小ペースの鈍化を感じ取った市場は円売りで反応。同日の日銀総裁会見後に7月以来となる1ドル=157円台をつける場面があった。追加利上げを模索する日銀は難しいかじ取りを迫られる。
20日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=157円台後半で取引された。 午前10時現在は前...
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