来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円) 「米一人勝ちの状況継続でユーロやポンドは頭が重い」ハロンズ FX 2024/12/22 #外為ドキッ

FXブログ
来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円) 「米一人勝ちの状況継続でユーロやポンドは頭が重い」ハロンズ FX 2024/12/22 #外為ドキッ
 

f:id:guh202109:20210908154742p:plain

執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人
執筆日時 2024年12月20日 12時50分

米一人勝ちの状況継続でユーロやポンドは頭が重い

ユーロ/円、ポンド/円上昇も後半頭打ち

ユーロ/円、ポンド/円も底堅い展開。ポジション調整主導で、ユーロ/円は159.804円、ポンド/円は194.056円まで下押す場面はありましたが、日銀の利上げ見送りを背景とした円安地合いが下支えとなって、ユーロ/円は4週間ぶりとなる163.800円、ポンド/円は6週間ぶりとなる198.950円までそれぞれ上昇しました。ただ、イベント通過やクリスマス休暇を控えたポジション調整から、終盤には上昇の勢いが後退しました。ポンド/円については、英中銀の金融政策会合の内容がハト派と受け止められ、来年2月の利下げ確率が上昇したこともあって、調整幅は少し広くなりました。

(各レート水準は執筆時点のもの)

FX実践解説、日銀12月会合「ハト派会見でスケベショートを一掃」 (2024年12月19日)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

欧州通貨は調整地合いか

ユーロ圏や英国のPMIは、製造業がさえない結果になった一方で、サービス業は好調でした。こうした傾向は、グローバルでも似た結果になっていますので、欧州だけに限ったことではありません。背景として考えられそうなのは、中国経済の低迷や、トランプ氏の通商政策への不安があると思われます。こうした不安が直ちに解消して前向きな見方が広がるとは考えづらく、ユーロに対しては逆風が吹く感じになりやすそうです。経常黒字が目先はユーロ安の勢いを弱める可能性はありますが、その黒字額も縮小傾向が見られるなど、今後、ユーロを圧迫する危険もあり、ユーロに対しては悲観的な見方のままです。

かたやポンドも上値が抑制されやすいかもしれません。サービスインフレは賃金の伸び加速などを背景にして高止まりが続いており、英中銀の利下げペース加速への見方は高まっていませんが、金利据え置きが6対3で決まったことを鑑みて来年2回の利下げに留まるとの強気な見方もいくらか後退しています。ポンドは米ドルに対して上値が重くなりそうです。ユーロや円に対してはECBの追加緩和期待や、日銀の姿勢などから底堅い推移を続けるのではと、考えていますが、上値は限定されるかもしれません。また、25日に発言する植田日銀総裁講演や、27日の今月会合における主な意見などで、市場の見方を修正してくる可能性もあり、調整幅が広がる危険もありそうです。

ユーロ/円とポンド/円、200日線との位置関係が明暗分ける(テクニカル分析)

ユーロ/円のチャートは、下降トレンドラインを上方向にレンジブレイクしており、形式的には上方向が期待されやすい格好になっています。しかし、200日移動平均線の下側であるほか、上ヒゲを伸ばしたローソク足も出現しており、すんなりと上値も伸ばしづらいのではないかと、見ています。12月3日安値156.170円からの上昇幅の38.2%押しとなる160.885円付近をバックに値固めできるようなら、再度上方向を目指すのではないかと見ています。ただ、このレベルを割り込むようなら、159.00円付近まで調整幅が深まりそうで、押し目買いのレベルは慎重に見極めたいと考えています。

また、ポンド/円も200日線を上抜けして、198.950円まで上伸したものの、足許の上昇ペースが速かった反動でしばらくは調整地合いが先行しそうな雰囲気です。短期支持線が健在なため、200日線前後では打診的に買い拾いたいと考えますが、このレベルを下抜けると、21日線や一目基準線が集まる193円前半まで調整幅が広がりそうなため、買いは少額に留めておきたいです。

【ユーロ/円チャート 日足】

EUR/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:EUR/JPY:159.000-165.000

【ポンド/円チャート 日足】

GBP/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:GBP/JPY:192.500-199.500

12/23 週のイベント:

スケジュール

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

一言コメント

トランプ次期大統領が、これまでこだわってきたヘアスタイルではなく、オールバック姿を支持者に公開したそうです。これを見た支持者からは、大統領就任前に柔軟になったのかと、囁かれているそうです。

 
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 来週の為替予想(ユーロ/円 ポンド/円) 「米一人勝ちの状況継続でユーロやポンドは頭が重い」ハロンズ FX 2024/12/22 #外為ドキッ

来週の為替予想 ユーロ 円

2028年3月のユーロ円予想。当月始値 200.93、最低 200.93、当月最高 208.68。平均 204.04。月末 205.60。変更 2.3%。

2027年12月のユーロ円見通し。当月始値 205.02、最低 199.51、当月最高 205.59。平均 203.17。月末 202.55。変更 -1.2%。

2027年8月のユーロ円見通し。当月始値 196.97、最低 193.34、当月最高 199.22。平均 196.45。月末 196.28。変更 -0.4%。

2028年10月のユーロ円見通し。当月始値 204.11、最低 202.84、当月最高 209.02。平均 205.48。月末 205.93。変更 0.9%。

2029年1月のユーロ円予想。当月始値 210.03、最低 209.67、当月最高 216.05。平均 212.15。月末 212.86。変更 1.3%。

第一週 12月30日(月曜日)のユーロ円予想: 為替レート 166.65、 最高 169.15、最低 164.15。 12月31日(火曜日)のユーロ円見通し: 為替レート 166.37、 最高 168.87、最低 163.87。 1月1日(水曜日)のユーロ円予想: 為替レート 166.41、 最高 168.91、最低 163.91。 1月2日(木曜日)のユーロ円見通し: 為替レート 166.83、 最高 169.33、最低 164.33。 1月3日(金曜日)のユーロ円予想: 為替レート 167.93、 最高 170.45、最低 165.41。

2027年10月のユーロ円見通し。当月始値 199.44、最低 199.44、当月最高 208.50。平均 203.20。月末 205.42。変更 3.0%。

ジャクソンホールの後は、G7(先進主要7カ国)サミットが行われます。来週から月末にかけての、ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円の上下のメドは? 「今日の注目通貨」をご覧ください。

2028年9月のユーロ円予想。当月始値 201.71、最低 201.05、当月最高 207.17。平均 203.51。月末 204.11。変更 1.2%。

2028年5月のユーロ円予想。当月始値 204.02、最低 200.59、当月最高 206.69。平均 203.74。月末 203.64。変更 -0.2%。

ドル 円 予想 2024、2025、2026-2028。

2027年2月のユーロ円見通し。当月始値 188.01、最低 181.04、当月最高 188.01。平均 185.22。月末 183.80。変更 -2.2%。

2027年7月のユーロ円予想。当月始値 191.23、最低 191.23、当月最高 199.92。平均 194.84。月末 196.97。変更 3.0%。

2028年4月のユーロ円見通し。当月始値 205.60、最低 200.96、当月最高 207.08。平均 204.42。月末 204.02。変更 -0.8%。

2028年2月のユーロ円見通し。当月始値 206.66、最低 197.92、当月最高 206.66。平均 203.04。月末 200.93。変更 -2.8%。

コメント

タイトルとURLをコピーしました