【ドル円週間予想】 上値トライの動きが継続。
直近の日足は陰線引けとなり、続伸に繋げられずに終えていますが、前日の大陽線が7/11に付けた161.76を戻り高値として上値を切り下げて来たレジスタンスラインから上抜けた位置で終えており、新たな上昇トレンド入りした可能性が点灯中です。この日足の下値抵抗は155.40-50に位置しており、これを割り込んで終えた場合は上抜けが“ダマシ”となった可能性が生じますが、この場合でも12/3に付けた148.65を基点として下値を切り上げる流れに変わりなく、短期トレンドは154.50以下で終えない限り、変化しません。一方上値も158~160円ゾーンに中期的な上値抵抗が控えており、一気に上抜けるにも無理がありそうです。日足の上値抵抗は156.70-80,157.40-50,157.80-90,158.40-50に、下値抵抗は155.90-00,155.40-50,154.60~144.80、144.00±10銭にあります。21日、120日、200日移動平均線は152.50,150.01,152.25に位置しており、短・中期トレンドをサポートしています。
一方週足は、2週連続陽線引けとなり、大幅続伸して終えています。また、直近の陽線が7月に付けた161.95と11月に付けた戻り高値156.75を結ぶレジスタンスラインから上抜けた位置で終えており、“ドル強気”の流れに戻して新たな上昇トレンド入りした可能性が生じています。155.00以下で越週した場合は、トレンドラインの下に入り込んで、上抜けの可能性を打ち消しますが、この場合でも154.00-10,152.40-50に週足ベースで見た強い抵抗が控えており、全てを下抜けて越週しない限り、短期トレンドが変化せず、調整下げの範囲内となります。可能性が低いと見ますが、151.00-10の抵抗を下抜けて越週した場合は、中期トレンドが変化する可能性が生じます。今週の週足ベースで見た上値抵抗は157.00~157.20,158.20-30,159.80-90に、下値抵抗は155.20-30,154.40-50,152.40-50,151.10-20にあります。31週、62週移動平均線は151.73と150.58に位置しており、中期トレンドも“ドル強気”の状態にあります。
今週の戦略は、ドル買いは155.50-60で押し目買い。下値余地を155.20近辺まで見て置く必要があります。損切りは154.80で撤退です。売りは今週いっぱい様子見か158.20-30まで引きつけて。損切りは158.70で浅めに撤退です。
上値は、156.70-80に軽い抵抗が、157.10-20,157.80-90,158.10-20,158.40-50,158.80-90に強い抵抗がありますが、どこまでクリア出来るかトライする動きが継続すると見られます。下値は、156.10-20に軽い抵抗が155.90-00,155.40-50にやや強い抵抗がありますが、全て下抜けて終えた場合は、新たな上昇トレンド入りの可能性を打ち消して“ニュートラル”な状態に戻します。この場合でも154.60~154.80に強い抵抗が控えており、154.50以下で終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。また、151円を割り込んで終えない限り、短期トレンドは“ドル弱気”に変化しません。
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ドル円今週の予想 ドルの上値余地を探る動きが継続 FXチャート分析
現状維持が見込まれる12/10の豪中銀政策理事会で声明がハト派寄りになるとの観測を背景に12/9の95円62銭を安値に中国の積極的財政政策の方針を受けて97円80銭へ反発。ただ、政策理事会の声明が近い将来の利下げの可能性に含みを持たせる内容だったことから96円46銭へ反落。一方、12/18-19の日銀金融政策決定会合での利上げ観測の後退を受けた円売りに加え、12/12発表の豪11月雇用統計が市場予想を上回る結果となったことから98円06銭へ上昇。ただ、米PPIが前日のCPIに続き、インフレの根強さを確認する結果となったことから米長期金利の上昇とともに対ドルでの下落から96円96銭へ反落。ただ、12/13には日経電子版が改めて12/18-19の利上げ見送りの可能性を報じ、ドル円やユーロ円の上昇とともに97円96銭へ反発し97円74銭で取引を終えました。11/29に日足・雲の下限を下抜けて以降、この水準(98円00銭)が上値抵抗線として伸び悩む動きを継続。また、12/6の95円52銭で一旦の底入れを確認するためには12/9の戻り高値(97円80銭)を終値ベースで上回る必要があり、この条件をクリアできない状況が続いています。先週12/12発表の豪11月雇用統計で既に年内の主要経済指標の発表を終えたこともあり、日米金融政策会合の結果とドル円の反応が豪ドル円の方向性を確認する上で注目されます。現状、FOMCでは0.25%の利下げ、日銀金融政策決定会合では現状維持が有力視されているものの、パウエル議長が利下げペースの鈍化に言及するか、植田総裁が来年1月の利上げの可能性を示唆するか、結果次第でドル円やクロス円の反応とともに日足・基準線(98円91銭)の回復を目指して上昇を続けるか、12/6の95円52銭に向けて下落するか注目されます。
東京市場はドルが弱含み。本邦要人からの口先介入もあり、円の買い戻しが優勢だった。
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ポンドドルは12/9の1.2799ドルを高値に12/11-12の米CPI/PPIを控え伸び悩んだ一方、0.25%の利下げを織り込んだ12/12 のECB理事会を控えた対ユーロでのポンド買いとともに12/11の1.2613ドルまでの反落に留まる底堅さを継続。ただ、対ユーロで22年3月以来の水準まで上昇した反動から12/12-13にかけてポジション調整の対ユーロでのポンド売りに加え、12/13発表の英10月GDPをはじめとする一連の指標が下振れたことから転換線を下回る1.2609ドルへ下落し1.2620ドルで取引を終えました。また、ポンド円は12/9の190円60銭を安値に、日足・雲の下限(191円76銭)を回復するなど、12/18-19の日銀金融政策決定会合を巡る利上げ観測の後退を背景した円売りに加え、12/11-12の米CPI/PPIを受けたインフレの根強さを背景に日米金利差が容易に縮まり難いとするドル円を軸にした円売りとともに12/12にかけて195円00銭へ上昇。ただ、12/13発表の英10月GDPなどの指標下振れを受けた対ドルでの下落とともに192円86銭へ反落し193円86銭で取引を終えました。今週の英経済指標は12/16発表の12月製造業/サービス業PMIのほか、12/18には11月CPI/PPI、さらに12/19 には英中銀政策委員会の決定が控えています。政策委員会では現状維持が見込まれているものの、12/13発表の10月のGDPや鉱工業生産が市場予想を下回ったことから、12/18発表のインフレ指標が下振れた場合、先々の利下げ観測につながることから結果が注目されます。そのため、日足・転換線や基準線(1.2709ドル/1.2736ドル)を回復できないまま上値の重さが意識される展開が続けば11/26や11/22の安値(1.2507ドル/1.2487ドル)を目指して下落基調を強める可能性もあるだけに政策委員会の声明が注目されます。また、ポンド円は、日足・基準線(193円50銭)を下値支持線として200日移動平均線(194円86銭)や12/12の195円00銭を上回るか、あるいは、基準線を上値抵抗線として雲の下限(191円76銭)を目指して下落するか、日米英の金融政策会合の結果、さらにポンドドルやドル円の動向次第で上下いずれにも振れる可能性があるかもしれません。
13日のドル/円はおよそ半月ぶりに153円台後半へと上昇。日銀が年内の利上げを見送るとの観測報道が3日連続で伝わり、引き続き円売り材料となった。一方、来年は米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げペースが鈍るとの見方から米長期金利が上昇する中でドルが買われたことから、NYタイムには一時11月26日以来の高値となる153.80円前後まで上伸した。こうした日米の金融政策を巡る思惑を背景に、ドル/円は本日も堅調地合いを維持しそうだ。もっとも、市場は今週19日に日銀が利上げを見送る可能性をすでに85%程度織り込んだ(オーバーナイト・インデックス・スワップ=OISの利上げ織り込みは15%前後)。FOMCについては、18日の25bp(0.25%ポイント)利下げは確実な情勢だが、米金利先物が織り込む来年の利下げはすでに2回(合計50bp)へと低下している。これらは、目先的にドル/円の上値余地が大きくないことを示していよう。日米の金融政策発表を前に155円に到達するのは難しそうだ。とはいえ、それ以上に下値は堅いと見られ、仮に日米の金融政策発表を控えて調整が入ったとしても、152.70円付近を通る日足一目均衡表の基準線や、152.10円前後に位置する200日移動平均線が強い下値支持になるだろう。
20日午前の東京市場でドル円は上値試しの後急落。
日銀は12月の全国企業短期経済観測調査(短観)を発表。大企業・製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)は14と市場予想(13)を上回り、2022年3月以来の水準に上昇した。大企業・非製造業DIは33と予想通りで、前回(34)からわずかに低下したが高水準を維持した。ドル/円が152.45円前後まで下落する場面もあったが、日銀の利上げ先送り観測が広がる中で円買いはごく一時的だった。
19日(木)のドル円相場は大幅上昇。
直近の日足は実体が小さく下ヒゲのやや長い陰線引けとなりました。続伸には繋げられずに終えていますが、短期トレンドは強い状態を保っています。また、7/11に付けた175.42と10/31に付けた戻り高値166.69を結ぶレジスタンスラインを若干上抜けた位置で終えており、上値余地が拡がる可能性が生じています。この日足の抵抗は162.90-00にありますが、これを割り込んで終えた場合は上抜けが“ダマシ”となった可能性が生じます。しかし、この場合でも12/3に付けた156.18を直近安値として下値を切り上げる流れに変わりなく、短期トレンドは161円を割り込んで終えない限り、変化しません。また、164円台に実体を乗せて終えた場合は、“上抜け”が確定的となり、上値余地がもう一段拡がり易くなります。対ドルでのトレンドが弱いため上下に振れる可能性がありますが、165~166円台にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きが強まり易くなります。日足の上値抵抗は163.40-50,163.80-90,164.30-40,164.70-80に、下値抵抗は162.90-00,162.50-60,162.10-20,161.50-60,160.90-00にあります。全て下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯します。21日、120日移動平均線は160.10と162.74に位置しており。短期とトレンドをサポート中ですが、200日線は164.732に位置しており。上値を抑え込んだ状態です。
ユーロドルは12/9の1.0594ドルを高値に ?0.25%の利下げを織り込む12/12のECB理事会を控え、成長率/インフレ見通しがいずれも9月時点から下方修正されたこと ?CPI/PPIが米経済のインフレの根強さを示したことなどを背景に12/13には1.0453ドルへ下落。ただ、12/11 まで22年3月以来の水準まで下落した対ポンドでの下落から週後半にかけて反発したことにサポートされ1.0524ドルへ反発し1.0503ドルで取引を終えました。一方、ユーロ円は12/9の157円86銭を安値に12/18-19の日銀金融政策決定会合の追加利上げ観測の後退を受けたドル円の上昇とともに12/13には161円56銭まで上昇し161円36銭で取引を終えました。12/16発表のドイツやユーロ圏12月製造業/サービス業PMIや12/17のドイツ12月IFO景況感指数やZEW景気期待指数の結果と反応が注目されます。加えて、?12/17-18のFOMCを受けて、欧州経済の先行き不透明感や欧米景況感や利下げペースの違いが一段と鮮明になるか ?フランスで新首相に指名されたフランソワ・バイル氏の組閣人事とともに予算案審議の行方などを背景に11/22の1.0335ドルを目指して下落基調を強めるかもしれません。一方、ユーロ円は日足・基準線や雲の下限(160円80銭/160円92銭)を下値支持線として12/13の高値(161円56銭)、さらに週足・雲の下限(12/16時点:161円92銭)を回復するか、あるいは基準線や雲の下限を再び下回り、日足・転換線(158円86銭)を下抜けるか、日米金融政策会合の結果を受けたドル円の反応と合わせて注目されます。
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、158円台に迫る場面が見られたものの、加藤財務大臣らによる口先介入などが重しとなり156円台まで下落する場面が見られた。
ドル円は12月20日への上昇で11月15日高値を超えたため、9月16日からの上昇は二段目に入った。
ドル円は12/3に記録した約2カ月ぶり安値148.64(10/11以来の安値圏)をボトムに反発に転じると、今週は一時157.93(7/17以来の高値圏)まで急伸しました。
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
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