【見通し】NY為替見通し=薄いマーケットにそぐわないフローで荒い動きとなるリスクに一応注意

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【見通し】NY為替見通し=薄いマーケットにそぐわないフローで荒い動きとなるリスクに一応注意

NYタイムは、欧米市場がクリスマス前日の短縮取引、明日に休場となることから、すでに休暇モードで流動性が極めて低い状態となる。基本的に値動きの乏しい状況を想定する。

 マーケットの薄さにそぐわないフローが入った際に荒い値動きとなるリスクには一応注意しておきたい。買えば高値を掴み、売れば底値を叩いてしまうことになるため、不必要な売買は控えるべき。様子見のムードが支配的だろう。

・想定レンジ上限

 ドル円の上値めどは、20日高値157.93円。

・想定レンジ下限

 ドル円の下値めどは、20日安値155.96円。

(関口)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】NY為替見通し=薄いマーケットにそぐわないフローで荒い動きとなるリスクに一応注意

もちろん このような強気見通しはごく少数派に属するものでしょう

BOCは22年12月会合時の声明で、10月まであった「政策金利はさらに引き上げる必要があると予想している」との文言を削除。「政策金利をさらに引き上げる必要があるかどうかを検討する」とし、利上げを停止する可能性を示しました。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)によれば、BOCは22年12月をもって利上げを停止し、政策金利は23年に4.25%に据え置かれるとの見方が市場では有力です(22年12月16日時点)。BOCが実際に利上げを停止すれば、カナダドルの上値を抑える要因になりそうです。

<FRBの金融政策> FRBは23年も利上げを続ける意向を示しており、FOMC(米連邦公開市場委員会)参加者による政策金利予想(ドット・プロット)では、政策金利は23年末に5.125%との見通しが示されました。22年12月16日時点でFRBの政策金利は4.25~4.50%のため、ドット・プロット通りなら、政策金利はあと1%近く上昇することになります。

<RBNZの金融政策> RBNZは21年10月に利上げを開始し、22年11月まで9会合連続で利上げを実施。22年12月16日時点の政策金利は4.25%です。RBNZは23年も利上げを続ける意向を表明しており、RBNZの金融政策報告では政策金利のピーク水準は5.50%との見通しが示されました。一方、OISによれば、市場はRBNZの見通しと同じく5.50%で政策金利はピークに達するとの見方が有力です。市場の見方通りに利上げが行われれば、RBNZの政策金利はあと1.25%上昇することになります。

23年初頭から利上げの累積効果やそれまでのタイムラグによって、米景気が顕著な落ち込みをみせる。本格的なリセッションが予想されるなか、株価が大きく下落し、原油や金属など商品市況も大幅安となる。失業率が大幅に上昇し、インフレ見通しが急速に改善することで、FRBは利上げ打ち止めから短期間で利下げに転換する。そして、財政出動の余地が乏しいなかで、景気刺激のために積極的な利下げを続ける。22年にみられた「金利差相場」の本格的な巻き戻しが起こり、円が米ドルや他の通貨に対してアウトパフォームする。

22年10月のIMF世界経済見通しによれば、世界経済の成長率見通しは23年に2.7%と、コロナ・ショックのあった20年を除けばリーマン・ショック以来の低成長です。とりわけ、先進国は1.1%にとどまり、ドイツとフランスはマイナス成長(それぞれ-0.3%、-0.2%)、英国も0.5%のほぼ停滞との予想。ゲオルギエワ専務理事は12月9日、世界経済の成長率見通しを一段と下方修正する必要があると発言しています。各国・地域とも財政・金融政策の自由度を欠くなかで、景気対策が模索されそうです。

もちろん、このような強気見通しはごく少数派に属するものでしょう。 足元の投資家心理をみると、プロかアマかの別なく、コロナショック以降でもっとも冷え込んでいます。23年の世界景気については弱気な見方が支配的ですし、特に米国の景気後退入りを心配する声は多いですから、「世界景気敏感株」とされる日本株の先行きを悲観的にみてしまうのは仕方ないかもしれません。 だからこそ、ここからは逆張りの発想を持つことが大切です。今のような”総悲観ムード”こそは、第(3)波の強気相場入りが近いことを物語っています。

RBAはさらに利上げを行う可能性を示しているものの、政策金利は22年に急速かつ大幅に引き上げられました。RBAはこれまでの利上げの効果を見極めるため、早ければ23年初めにも利上げを停止するかもしれません。市場の金融政策見通しを反映するOIS(翌日物金利スワップ)によれば、RBAの政策金利は3.60%でピークに達するとの見方が有力です(12月16日時点)。市場の見方通りに利上げが行われれば、RBAの政策金利はあと0.50%上昇することになります。

<23年の豪ドル/NZドルの見通し> RBAは利上げを停止する可能性が高く、また今後の利上げ幅はRBAよりもRBNZの方が大きくなりそうです。これらを考えれば、豪ドル/NZドルは下押し圧力が加わりやすいとみられます。しかし、いずれはRBNZの利上げ停止観測が市場で強まるとみられ、その場合にはNZドル高要因が減退することになりそうです。23年の豪ドル/NZドルは下値を試す後、年末にかけて1.10NZドル方向へと上昇していく展開が想定されます。

<23年の米ドル/カナダドルの見通し> 23年はFRBが利上げを継続するとみられる一方、BOCは政策金利を据え置く可能性が高そうです。FRBとBOCの金融政策スタンスの差をみれば、23年の米ドル/カナダドルは堅調に推移しそう。1.40カナダドル超えを試す場面があるかもしれません。

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