円高と円安 それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう
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ドル高・円安、ドル安・円高といった通貨の動きを利用すれば利益を得ることもできます。
円高と円安の話題に関して、よくある疑問が「円高と円安、結局どっちがいいの?」というものです。
前述のように、米ドル/円を買っておいて、その後ドル高・円安になったときに売ると利益を得ることができます。そのため「将来円安になる」と予想した場合、米ドル/円のFX取引では買い注文を出す(円を売ってドルを買う)ことになります。そして予想通りにドル高・円安になったら売りの決済注文を出すことで、為替差益を得ることができます。
このように円高・円安は相対的な評価によるものなので、比較の対象となる通貨や時間軸によって判断が変わってきます。
例えば、1ドル100円の時に1,000円を10ドルと交換したとします。その後円安が進み1ドル120円になった際に、保有していた10ドルを円に交換すると1,200円となります。
物価って相対的なものだ。いくら日本がインフレでも、世界もインフレでかつこれだけ円安が進んだら、世界から見たら日本の物価はどんどん安くなっている。
円高と円安、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
このように、円を外貨に交換することで、円安が進んだ場合でも資産を増やすことが可能です。
円安が進むと円の相対的価値が下がるため、保有している資産がどんどん目減りしてしまいますが、その対策として円を外貨に交換するという方法があります。
100円=1ドルのときよりも買えるドルが少なくなってしまい、それだけ円の価値が安くなった(=円安)といえるのです。
ただし、2022年からのドル円相場の急激な上昇のように、歴史的と言えるような大きな動きがあった場合は、一般的に「円安の状況だ」というのが市場の共通認識となることはあります。
円安は輸入インフレを加速させるだけでなく、日本株にもマイナス影響が。従来、円安は輸出企業の利益をかさ上げするので日本株にプラスの影響だったが、海外投資家にとってはドルベースの株価が下落する。実際、ドル建て日経平均は今年3月末よりも3%ほど低い水準(26日午前終値ベース)。4月~6月に累計6.2兆円を買い越した海外投資家の大半は含み損の状態にあるとみられ、損失覚悟の売りを誘発しやすい。国内景気にも日本株にも”悪い円安”はいつまで続くのか。今月末の日銀会合がますます注目される。
先ほどと同様に「100円から200円になったから円高」と考えるのは誤りで、正しい答えは円安になります。
例えば1ドル=100円から1ドル=80円になった場合は「ドル安・円高」で、反対に1ドル=100円から1ドル=120円になる動きは「ドル高・円安」です。
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