推し活時代 増える 不安と悩み
あなたの推し活の全てをブログのように記録することができます。
「1日の中で平均何時間を推し活に使っているか」という質問に対して、最も多かった回答が「1~2時間」で36.1%であった。ついで「3~4時間」が22.2%、「1時間未満」が16.7%であった。
二宮:あくまで予想ですが、「一次的な同担拒否」と「二次的な同担拒否」があると思っていて。前者は推しとの関係や推しのあり方が自分のアイデンティティにとって重要過ぎて、他人が同じ人を推すこと自体が受け入れられないということ。後者は環境的な要因、つまり経験によって同担を拒否するようになったもので、同担のファンと何かトラブルがあって拒絶するようになること。同じ同担拒否でも、心のありようは違ってくると思います。
あと最近うちのゼミでよく話題になるのが「夢女子」です。自分と推しの恋愛関係を妄想したり、それを創作物にしたりする層のことですが、いわゆる“ガチ恋”と夢女子はどう違うのかというと、まだよく分かっていません。ガチ恋の人は他のファンに嫉妬するけれど、夢女子は嫉妬しないといった違いがある、などの見方を学生が教えてくれたりしますが、本当かどうかはこれから検証する必要がありますね。
二宮:たしかにナルシシズムとして捉えられる部分はあると思います。例えば推しの成功をあたかも自分自身の成功であるかのように捉えたり、同じ推しを応援する他人から羨ましがられて承認欲求が満たされたりすることは自己愛的なプロセスでしょう。ただ、それは別に悪いことでもないと思うんですよね。行き過ぎると良くないかもしれませんが……。
100年生活者研究所 研究員。経営学修士。広告会社でマーケティング職、営業職、管理部門に従事。社会が様々な立場の人々の支え合いで成り立っていることを日々実感し、人生100年時代をどうしたらポジティブに生きていけるか、「多様多幸」に生きるヒントを探求している。40代で推し活をスタート。
二宮:はい。推しと自分の関係性を、ある一面から解き明かすことにもつながりそうです。
あなたのアイデアで、推し活アプリを育てていきましょう!
ただ、経験則的に、推しの存在は個々人の心に重要な意味を与える、とは考えています。というのも、推しは自分を形作っていくために必要な要素だからです。
ノーコードを使った開発にはまだ、多くの企業様が不安をお持ちであり、なかなか開発に踏み出せないという実情があります。
推し活に使える時間が増えたらしたいことで最も多かったのは「ライブ・イベント参戦」でしたが、前述したように”推し活の何に最も時間をかけているか”という質問では「動画視聴」が最も多い回答数でした。この結果とのギャップは、時間やお金などを考慮した「手軽さ」が一つのキーになっていると考えられるでしょう。スマホなど、生活の一部に取り入れやすいオンラインと、時間やお金などをかけて特別な時間を楽しめるオフラインという違いが結果に影響していると考えられます。
――その感覚、なんとなく理解できます。そう考えると、推しとは不思議な存在ですね。単に「好きな人」とも違うといいますか……。
――「推し」という概念も、当事者の視点なくしては深掘りできないですよね。そもそもなぜ推しに着目されたのでしょうか?
今回の調査結果から、動画視聴などの手軽にできる推し活から、ライブや聖地巡礼、イベントなど、特別な体験ができる推し活など、異なる様々な推し活の楽しみ方ができる今の時代だからこその時間の使い方の悩みや、実態が見えてきました。
また、スマホやPCなどの普及により、通学時間や空き時間など、隙間時間を有効活用することで、限られた時間の中で効率的に推し活を楽しめる環境が整っていると考えられます。
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