ドル円相場12/23週振り返り 閑散取引の中一時158円台へ

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ドル円相場12/23週振り返り 閑散取引の中一時158円台へ

ドル円 閑散取引の中一時158円台へ

今週初めのドル円はクリスマス休暇を控えて動意が鈍る中、156円台前半でスタートしました。

23日(月)は米FRBの利下げペースが鈍化するとの観測を背景に米10年債利回りが上昇してドルが買われ、ドル円は157円台前半へと上昇しました。

24日(火)から25日(水)にかけては材料に乏しい中で様子見ムードが広がり、157円台前半を中心に限定的な値動きとなりました。25日には植田日銀総裁の講演の内容が伝わりましたが、これまでの姿勢と大きな変化はなく市場の反応は限定的となりました。

26日(木)には米新規失業保険申請件数が予想を下回ったことなどからドル買いが強まり、ドル円は一時約5ヶ月ぶりとなる158円台に乗せましたが、上昇の勢いは続かずその後157円台後半へと押し戻されました。

今週のドル円は様子見ムードが広がる中で小幅な値動きが続きましたが、週後半には一時158円台まで上昇する場面もありました。

来週はドル円関連の重要イベントが少ないものの、年末年始となり引き続き流動性の低下が予想されることから、相場の急変に注意が必要となります。日米の金利差からドル円は当面底堅く推移するとの見方もありますが、来月発足するトランプ政権の政策が相場に与える影響への警戒感も広がっており、今後見通しがどのように変化するか慎重に見極める必要がありそうです。

 

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ドル円相場12 23週振り返り 閑散取引の中一時158円台へ

先週のドル/円相場はドルが続伸。一時は158円に迫る展開で、7月17日以来の高値を示現している。前週末には、2度目の尹韓国大統領の弾劾案が、与党からの造反者が出たこともあり「可決」との決定。これにより尹氏は職務停止に追い込まれた。一方、フランスはマクロン大統領が、新首相に盟友で中道派のベテラン政治家バイル氏を任命したと報じられている。そうした状況下、ドル/円は153.65円レベルで寄り付いたのち、しばらくは揉み合い。週の半ば以降に予定されている日米の金融政策発表をにらみつつ、方向性の乏しい値動きだった。しかし、その注目材料2つを皮切りに、週末にかけて一気にドル高・円安が進行。目先の強い抵抗と目された155円を超えたことに続き、156円そして157円も突破し、週間高値の157.93円を示現している。週末にかけては円安けん制発言などもあり、調整に押される格好で軟落し、156円半ばで取引を終えて越週となった。なお、暗号資産ビットコインは一時108000ドル台まで上昇し再び最高値を更新したものの、そののち週末にかけては10万ドル割れ。1万ドルを超える大幅下落をたどっている。

テクニカルに見た場合、ドル/円相場は先週、7月17日以来の高値である157.93円を示現。これをフィボナッチでみると、今年のドル最高値161.96円を起点とした大きな下げ幅における76.4%戻し(156.65-70円)をすでにしっかりと上回っており、多少の時間はかかるにせよ、160円台到達は否定できない状況だ。ドルの続伸には注意を払いたい。しかし、実際のレベルはもとより上昇スピードも速すぎることで、一時的な下押しを警戒する声も少なくない。基本的には底堅いイメージだが、しっかり下げ始めたらスピードもなかなか速いとの声も多いようだ。そうしたなか今週は、11月のシカゴ連銀全米活動指数や同リッチモンド連銀製造業指数などの米経済指標が発表される予定だ。また日銀が金融決定会合の「主な意見」などを公表するうえ、植田日銀総裁の講演も予定されている。何気に要注意かもしれない。

ドル円は12月20日への上昇で11月15日高値を超えたため、9月16日からの上昇は二段目に入った。

そんな今週のドル/円予想レンジは、154.00-158.50円。ドル高・円安については、まず先週高値157.93円が最初の抵抗。抜ければさらに1円程度上の158円後半がターゲットに。対してドル安・円高方向は、155円をめぐる攻防に注目。割り込むようだと週末にかけて154円近くまで上昇してくる一目均衡表の先行帯の雲の上限を目指す展開か。

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、植田日銀総裁の発言を受けて、やや円安ドル高に振れ一時157円50銭台まで上昇した。

25日午前の東京市場でドル円は小動きに終始。

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