来週のドル円関連重要イベント
12月30日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
12/30(月):
【アメリカ】12月シカゴ購買部協会景気指数
【アメリカ】11月住宅販売保留指数
12/31(火):
【アメリカ】10月ケース・シラー米住宅価格指数
1/2(木):
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
【アメリカ】12月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
1/3(金):
【アメリカ】12月ISM製造業景況指数
特に注目度が高いのは3日(金)の米12月ISM製造業景況指数です。米ISM製造業景況指数は、全米の製造業約350社の購買担当者を対象として、受注や在庫などの状況についてアンケート調査を行ったものです。景気転換の先行指標として注目され、指数が50%を上回ると景気拡大、下回ると景気後退を示すとされます。
今週のドル円は主要国がクリスマス休暇に入り様子見ムードが広がる中、157円台前半を中心に小幅な値動きが続きましたが、週後半には今年7月中旬以来約5ヶ月ぶりとなる158円台まで上昇する場面もありました。
来週は年末年始で引き続き流動性が大きく低下することが予想されます。来月20日に米大統領選挙で勝利したトランプ氏が大統領に就任し新政権が発足するのを前に、市場では新政権の政策が相場に与える影響への警戒感が広がっています。トランプ氏が主張する関税引き上げなどの政策によってドル円相場の流れが変わる可能性もあり、慎重に方向感を見極める必要がありそうです。
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来週のドル円相場はどうなる12 30週のイベント予定
図表4は、AIが予測した各シナリオにおけるドル円レートの推移と、各シナリオの発生確率を示している。AIの分析によると、最も発生確率が高いのは「現状維持シナリオ」で40%となっている。これは、短期的には急激な変化よりも緩やかな推移が予想されることを示唆している。次いで高い確率が割り当てられているのは「日米金融政策収束シナリオ」で30%である。この二つのシナリオで全体の70%を占めており、AIは比較的安定した市場環境が継続する可能性が高いと予測していると解釈できる。一方、「グローバル経済混乱シナリオ」には20%の確率が割り当てられており、世界経済の不確実性も無視できない水準で存在していることを示唆している。
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