午前の為替予想は… 月末・四半期末・年末の接近で157円台中心の値動きに
作成日時 :2024年12月30日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
157.100-158.500円
前日の振り返りとドル円予想
27日のドル/円はほぼ横ばいの157.80円台で取引を終えた。持ち高調整と見られるドル売り・円買いで157.30円台に小緩む場面もあったが、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測後退などを背景に米長期金利が上昇する中で下値は堅かった。日銀が来年1月も利上げを見送るとの観測がくすぶる中にあって積極的に円を買う理由は乏しいと見られ、本日も157円台前半では底堅く推移するだろう。一方で、米長期金利の上昇が続けば158円台を回復することも考えられるが、本邦政府・日銀による円買い介入への警戒感などから伸び悩みそうだ。なお、政府・日銀が今年7月11-12日に実施した5.5兆円規模の円買い介入は157-161円の水準で発動された。本日は、月末・四半期末・年末の接近で市場の動意は限られる公算が大きいことから157円台中心の値動きが続くと見ている。
今朝 最新のドル/円チャート
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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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ドル円午前の為替予想 月末 四半期末
2日午前8時52分時点のドル・円は146円38銭付近で推移している。
スタンダード・チャータードのストラテジスト、スティーブ・イングランダーとニコラス・チアの両氏はリポートで、市場は第4四半期に「日銀がよりタカ派化する可能性を過小評価しているかもしれない」と指摘。植田総裁の発言は、9月27日に行われる自民党総裁選後に追加利上げが行われるとの期待を強めるものとの見方を示した。
特に有名なアノマリーとして、「ゴトー日(5・10日)アノマリー」があります。これは、金融機関が顧客に適用するその日のレートを決める日本時間の午前10時ごろの「仲値」に向けて、特にグローバル企業の決済が集中しやすい5や10のつく日は米ドルが買われて円安になりやすい傾向にあるというもので、この動きを利用した「仲値トレード」と呼ばれる取引手法は一部のFXトレーダーから注目されています。
下のチャートは値動きがわかりやすいように対数で表示した、ビットコイン/米ドルの長期チャートです。
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