日経平均株価は4日ぶり大幅反落。高く始まったものの、寄り付き天井となってマイナス転換。安値圏で終了し、実体の長い陰線を形成した。
RSI(9日)は前日の65.9%→59.2%(12/30)に低下。「大納会」では4万円を割り込んだが、12月26日、27日と大きく上昇しており、その反動が出てきた程度。年明けは7/18の急落で開けたマド上限(41054円)を埋め戻せるかが注目される。
上値メドは、心理的節目の40000円や41000円、7/17安値(41054円)、3/22高値(41087円)、7/11安値(42102円)、7/11高値(42426円)などが考えられる。下値メドは、5日移動平均線(39582円 12/30)や25日移動平均線(39134円 同)、200日移動平均線(38686円 同)、100日移動平均線(38303円 同)、10/2安値(37651円)などがある。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
テクニカル 日経平均株価テクニカル分析大幅安で4万円割れ
75日移動平均線を一旦上抜けた日経平均株価ですが、10月に入ってからも波乱の展開が続いています。振り回されないようトレンドとモメンタムを確認して売買判断に役立てたいところです。
*16:00JST 日経平均は4日ぶりに反落、先週末の買いに対する反動で40000円割れ 先週末の米国市場のダウ平均は333.59ドル安の42992.21ドル、ナスダックは298.33pt安の19722.03ptで取引を終了した。年末年始の祝日を控え、参加者が限定的となる中、中国の指標が冴えず、さらにドイツや韓国などの政局不安も一部投資家心理に影響を与えたと見られ、下落した。新年度のリバランスに向け、特にハイテクが売られ、相場全体を一段と押し下げ、終日軟調に推移。終盤にかけて下げ幅を縮小した。
主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、大納会の日経平均は前週末比44.62円高の40325.78円と4営業日続伸でスタート。やや買いが先行したものの、想定通り前週末の大幅な上昇の反動の形で、利益確定の売りが出て朝方の買い一巡後はマイナス圏に転じた。持ち高調整と見られる売りも観測され、日経平均は40000円台を割り込んで大納会の取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比386.62円安(-0.96%)の39894.54円となった。東証プライム市場の売買高は16億2287万株。売買代金は3兆6011億円。業種別では、サービス、非鉄金属、電気機器、精密機器、輸送用機器などが下落した一方、海運、鉄鋼、鉱業、ゴム製品、水産・農林などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は38.8%、対して値下がり銘柄は58.0%となっている。
ただ、9月27日は自民党総裁選挙があり、取引終了後に出た決選投票で予想外に石破氏が勝利して自民党総裁になったところ、石破氏の政策が不透明だとして、翌営業日の9月30日は大幅安となりました。日経平均は5日と75日移動平均線を下回るとともに、上向きの200日移動平均線に接近して終えているのが分かります。一方、10月1日には大幅反発して75日と5日移動平均線を上回って終え、上下動の激しい値動きを繰り返しています。
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