株価 25年はトランプ氏の影響焦点

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株価 25年はトランプ氏の影響焦点
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 株価 25年はトランプ氏の影響焦点

あなたは 来年の日経平均株価はどうなると思いますか?

2024年の東京株式市場は7月前半までは、円安ドル高などを追い風に上昇基調で推移した。日経平均株価(225種)は2月にバブル経済期の史上最高値を約34年ぶりに更新。7月は終値で一時4万2千円を超える場面もあった。一方、政府・日銀の円買いドル売りの為替介入などもあり、8月に過去最大の暴落も記録。波乱もあった1年だったが、年末の終値は35年ぶりの史上最高値更新で締めくくった。

ホワイトハウスと上下院を制する「トリプル・レッド」を市場が織り込んで推移することとなり、為替市場ではドル全面高、株式市場では日米ともに大幅高となりました(NYダウの11月6日終値は前日比3.5%上昇、日経平均株価の11月6日終値は同2.6%上昇)。

2024年年初以来、トランプ氏の支持率や勝利確率が上昇すると株価が堅調になる傾向があったセクターとしては、金融に加え、情報・通信や金属製品が挙げられます。金属製品については、一部企業の米国事業のウェイトが大きいことが影響していると考えられます。非鉄、不動産、石油精製などが相対的に軟調ともいえますが、試算では逆相関(トランプ勝利の織り込みで株安反応)になっているセクターが一つもない点も興味深い特徴です。

トランプ氏勝利の場合、事前に日米株価が上昇することが予想されていました。その背景として、同氏が大幅な法人税減税や規制緩和を掲げていることがあります。実現すれば米国企業のみならず米国事業を持つ日本企業にも恩恵が及ぶと想定され、トランプ氏が掲げる政策のポジティブな点を市場が先取りしているとみられます。

目先の相場については、トリプル・レッドの確定(数日かかるという見方が多い)に向けて、市場が追加的に織り込みながらドル高、株高に動く余地は狭まってきています。むしろ、トリプル・レッドが確実になった段階で、いわゆる「セル・ザ・ファクト」という、結果が出たことによる利益確定の売りが出て、株価が下落するリスクもあります。短期的な相場変動には注意が必要です。一方、ホワイトハウスは共和党(トランプ氏)だが、下院過半数は民主党が獲得するという「ねじれ」となるリスクは低下しました。

あなたは、来年の日経平均株価はどうなると思いますか?

この時期に個人消費の基調が強いということは、米国での年末商戦の強さが注目される可能性があります。米国景気に敏感な日経平均株価は、年末までに前回高値水準である42,000円を目指すと見ています。これは野村證券の2024年末の日経平均株価予想レンジ内であり、予想の変更はありません。

一方、自動車業界も法人税減税や円安・ドル高の進展による恩恵が期待されますが、現在の株価はやや軟調です。市場では、自動車に対する特別関税率の適用や、米国がメキシコやカナダと結んでいるUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)が将来破棄されるリスクが懸念されている可能性があります。

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