金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動き まとめ
1月2日の金相場、2月限の取引価格は2,669ドルで取引を終了し、前日から約1%の上昇となりました。
この上昇の主な要因として、以下の点が挙げられます:
1. 国際情勢の不安定化:
ウクライナ情勢や中東での緊張が高まる中、投資家のリスク回避の動きが強まっています。また、ラスベガスでの爆発事件も市場心理に影響を与えました。
2. 政治的な不確実性:
米トランプ新政権への移行期を控え、今後の政策、特に通商政策への懸念から、投資家が安全資産を選好する傾向が強まっています。
3. 金融政策の展望:
FRBのパウエル議長はインフレへの警戒感を示しつつも、市場は利下げへの期待を維持しています。これは無利子資産である金にとって好材料となっています。
市場専門家の見解では、中央銀行による継続的な金購入や地政学的リスクが、今後も金価格を支える要因になると予想されています。昨年は2010年以来の大幅な上昇率を記録し、多くのアナリストは今年も上昇基調が続くとの見方を示しています。
なお、米国の経済指標では新規失業保険申請件数が市場予想を下回り、経済の底堅さを示しましたが、金相場への影響は限定的でした。
最新の金(ゴールド)CFD チャート
30分足チャート
日足チャート
「CFDネクスト」での金(ゴールド)スポット価格について、テクニカル分析では単純移動平均線(10日)が上向きになる中、価格は移動平均線の上に位置した。また、相場の過熱感をはかるRSIは、買われ過ぎとされる70を超えて推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
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外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
金(ゴールド)の上昇・下落変動要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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金には金利がつかないため 低金利は金価格を押し上げる効果がある
今後の価格動向を見極め、金を少しでも高く売りたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
今後も金の需要が上がり続ける限りは、金の価格も上がり続けます。
最初から買うものや時期、資金も数回に分散することを前提にしておけば、仮に将来大きく値下がりしても買い足すことができます。そうすれば購入単価は平均化され、値下がりリスクを低く抑えることができるからです。これは株式投資でいう「ナンピン買い」と呼ばれるものですが、この方法はいかなる状況でも無価値になる心配がない金現物にこそふさわしい買い方です。
長期的に金を保有する場合、金の価格は、世界経済の動向やインフレ、地政学的なリスクに大きく影響されます。特に、金は「安全資産」として位置付けられているため、金融市場の不安定さやインフレ率の上昇時に価格が上昇する傾向があるためです。また、世界的な金利の低下や通貨の価値下落に伴い、金の需要が高まることもあります。
金貨には特別なデザインが施されているため、その店頭小売価格にはプレミアムと呼ばれるデザインや加工費、輸入の際の諸経費が含まれていることから金地金の店頭小売価格より割高になっています。金貨にはさまざまなデザインや大きさがあり、予算に合ったものを選ぶことができます。
たとえばロシアのウクライナ侵攻のような有事が発生したとき、もしも株しか持っていなかったら、資産が大きく値下がりしてしまっていたはずです。しかし、株だけでなく金も持っていれば、株の値下がりを金の値上がりでカバーできるため、資産の大きな値下がりを防ぐことができたでしょう。有事の前から、「金だけ」ではなく、複数の資産を組み合わせて投資しておくことが大切なのです。
純金積立は、毎月一定額ずつ金の現物に積立投資していく方法です。毎月一定額を積み立てることで、金の価格が高いときには少しだけ買い、逆に価格が安いときにはたくさん買うことができます。これを長く続けることで平均購入単価を下げ、値上がりしたときに利益を出しやすくする「ドルコスト平均法」の効果も得られます。
2008年の金融危機により、株式市場が急落し、投資家は安全資産として金に資金を移しました。このため、金価格は急上昇しました。
23日は、S&Pグローバルが発表した5月の製造業PMI(購買担当者景況指数)が市場予想を上回ったことや、米新規失業保険申請件数が減少したことを受けて、米早期利下げ観測が後退し、金相場を圧迫した。
10年〜20年後の長期的な視点で見れば、金価格は今後も上昇し続ける可能性が高いでしょう。ただし、10年〜20年後にどのくらいの相場になっているのかは、専門家でも予想しづらくなっています。
世界規模で金融情勢が悪化すれば金の価格は上昇し、金融情勢が好転するば金の価格は下落する傾向にあります。金融情勢が悪化した場合に、どのような流れで金の価格が上昇するのかをみてみましょう。
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このような状況がある程度見えている中で、日本を含む世界の消費者の生活コストは着実に上昇することになる。インフレの状況下で資産を守るためには、インフレに強い資産を保有しておく必要がある。その資産が金というわけである。金には金利がつかない。したがって、現在のように金利が上昇し始めている状況では、上がりづらくなる。直近で金価格が顕著に上昇し始めたのは、2019年6月以降である。この背景には、米金利の低下傾向があった。金には金利がつかないため、低金利は金価格を押し上げる効果がある。当時は米景気を支えるため、米金融当局が低金利政策を継続したことが金利の低下につながり、金価格を支えたのである。その結果、2020年8月には史上最高値の2,055ドルまで上昇した。
最近では、ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢の悪化が地政学リスクに当てはまります。地政学リスクがある状況では、世界的に経済への不安感・緊張感が高まることで、安全資産である金を保有しようとする国や人が増え、金の希少価値が高まり価格も上昇していくという流れです。
ここからは、10年後の金価格予想について解説をしていきます。
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