フェーズを理解することで相場の動きが見えてくるので、3つのフェーズを覚えていきましょう。
■なぜ相場が変動するのか
買い注文と売り注文の不均衡によって変動が起こります。
売り注文よりも買い注文が多ければ価格は上がります。
売り注文が買い注文よりも多い場合、価格は下がります。
買い注文、売り注文は絶えず入っているので、常に相場が変動する状態となっています。
・出来高(ボリューム)
特定の期間内の取引量のことを言います。
出来高は、FXでの通貨の取引だけでなく、株式などの金融商品の取引で注文の量を測る指標です。
市場の活気や注目度を示し、取引の信頼性や流動性を評価する役割があります。
「ボリューム」というインジケーターがあり、それを使えば確認することができます。
・勢い(ボラティリティ)
価格の勢いや推進力のことです。
「ボラティリティが高い」と言った場合、急速に上昇または下降している状態を示し、トレンドが強いことを示しています。
日本の午前中~お昼頃までは買い注文・売り注文が少ない傾向にあり、出来高は小さく、ボラティリティも低くなりやすいです。
日本時間の夕方~夜中にかけてはロンドン市場、ニューヨーク市場が入ってくるので、買い注文・売り注文が増え、出来高が大きくなり、ボラティリティも高くなりやすいです。
・市場の休場について
基本的に市場は日本時間でいう月曜日の朝~土曜日の早朝まで開いていますが、休場することもあります。
日本だと祝日がそれに当たります。
ニューヨーク市場が休場の場合は、夜の注文が少なく、出来高も小さくなりやすいです。
ボラティリティも低くなりやすいのですが、一方的にどちらかの方向に動くこともあるので注意が必要です。
■相場の3つの動き
・レンジ
レンジとは、ある一定の価格帯の範囲で値動きが収束し、上下に振れる状態です。
買い注文と売り注文が均衡し、どちらに動くかの材料がなく、明確な方向性を見いだせません。
高値と安値が限定され、その範囲を大きく超えて動くことが少ないです。
・エクスパンション
「拡大」や「膨張」と意味で、価格が大きく変動して価格幅が拡大していく状況です。
レンジの中で動いて価格が上方向または下方向に大きく動き始めます。
この後、一定方向に価格が進むトレンドへと移る可能性があります。
・トレンド
価格が一定方向へ持続的に動き続ける状態です。
価格が上方向に上昇し続けるトレンドを上昇トレンド、下方向に下降し続けるトレンドを下降トレンドと言います。
・トレンドの重要性
トレンドの方向に沿ってトレードをすることで、比較的利益を出しやすくなります。
トレンドの方向に沿ってトレードをすることを順張りトレードと言います。
トレンドの方向とは逆方向のトレードをすることを逆張りと言います。
FXの基本的なこと3 相場のフェーズ
2021年は相場が大きく荒れることはそこまで無く、安定して利益を上げ続けることができたおかげで確定損益が+3700万円、持ち越しが約+2000万円でフィニッシュ。これにより生涯収支が1億円を突破。
・MACD MACDは移動平均収束拡散手法とも呼ばれており、「マックデイー」と読みます。移動平均線を発展させてより精度を高めるために開発されたテクニカル指標で、短期の移動平均線と中期の移動平均線の差によって算出されます。MACDラインとシグナルラインの2本があり、MACDラインが0よりも上にあるときは上昇トレンドで、逆に0よりも下にあるときは下降トレンドになります。またMACDとシグナルラインのゴールデンクロス・デッドクロスで相場の転換点を捉えることも可能で比較的使いやすいテクニカル指標と言えます。
昔、「紳士は金髪がお好き」というマリリン・モンロー主演の映画がありましたが、同じようなタイトルで相場にまつわる”3”という数字についてまとめてみました。
一時的に相場が大きく動いたときに、どのあたりが底または天井なのかを判断するために、参考になります。
閲覧者が当ブログの情報を直接または間接に利用したことで被ったいかなる損害について当ブログは一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。FXや株はリスクが存在する金融商品です。トレードは自己責任です。ご自身の判断によってリスクを十分に理解した上で行ってください。
はたして2024年を乗り切ることができるのか?またはこの年が僕の墓場になってしまうのか?真面目にやっているつもりが相場に踊らされるオッサンの悲劇と奇劇を合わせたノンフィクションエンターテイメントをお楽しみください。
・ ザイFX!
・RSI RSIは相対力指数とも呼ばれており、買われすぎ・売られすぎが指数化されたもので、一定期間の相場の「値上がり幅」と「値下がり幅」を基に算出されます。数値は0~100で示され、一般的に70%~80%を超えると買われ過ぎ、逆に20%~30%を下回ると売られ過ぎで反転のサインとされています。逆張りトレードの参考指標として使われることが多く、持ち合い相場(レンジ相場)で有効に機能しやすいです。逆に相場に強い勢いがあってトレンドが出ている場合は逆張りのポイントでも機能しない場合があるため注意が必要です。
また、FXチャートは主に、以下の3つの種類があります。
頭の片隅に入っているか否かで、相場の見方が変わってくると思います。
ローソク足とは、一定期間の始値、安値、高値、終値を、ひとつの線であらわしたものです。FXのチャートの中でも、世界中で最も使われています。
・ストキャスティクス ストキャスティクスは持ち合い相場(レンジ相場)で、一定期間の高値と安値を元にして現在の価格が買われすぎなのか売られすぎなのかを判断するテクニカル指標です。動きの速い%K(パーセントK)ラインと動きの緩やかな%D(パーセントD)ラインの2つがあります。%Kラインが75%を超す水準では買われすぎで、逆に%Kラインが25%を下回る水準では売られすぎとなります。また、売買の目安として%Kラインが%Dラインを上抜けたら買いシグナル、%Kラインが%Dラインを下抜けたら売りシグナルです。ストキャスティクスは感応度が高いためダマシも発生しやすく、感応度を抑えたスローストキャスティクスを用いるトレーダーも多いです。
投資家のJINです。FXや株などの投資結果を報告する動画をアップする投資系YouTuberとして活動中。
移動平均線とは、一定の期間における終値を平均して、線で結んだものです。テクニカル分析の中でも最も有名であり、相場のトレンド(方向性)を知るために、よく使われています。
・ボリンジャーバンド ボリンジャーバンドは移動平均線と標準偏差で計算された上下の価格帯(バンド)を示したものです。この価格帯は相場のボラティリティーによって大きさが変化するもので、±1σ標準偏差内で動く確率は68.3%、±2σ標準偏差内で動く確率は95.4%とされています。バンドが拡大傾向にあれば値動きが大きくなっている傾向にあり、縮小傾向であれば値動きは小さくなっている傾向にあります。ローソク足が±2σを抜けたタイミングで逆張りして戻りを短期で狙うスキャルピング手法で使われるほか、バンドが縮小から拡大傾向にあるタイミングでローソク足が終値で+2σを越えた段階で順張りする(バンドウォーク)を狙うことも可能です。
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