転売ヤー 日本人はなぜ拒否反応

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転売ヤー 日本人はなぜ拒否反応
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 転売ヤー 日本人はなぜ拒否反応

そして転売ヤーが供給のうち60を買い占めました

同じボットを使う同業者も増えており、ほしいものが必ず仕入れできるわけではないが、それでも手動よりは確実に仕入れ、転売できることは間違いない。しかしこのようなものに対して、日本では規制なども特になく、それが転売ヤーの跋扈(ばっこ)につながっているのではないか。

こういった部分を見逃さず、利益確保できる商材として認識した人々が現れました。それが、「転売ヤー」の大量発生です。

例2)需要100、供給110、価格1000円の商材がありました。供給が上回っているため当初の実売価格の想定は910円くらいでしょうか。そして転売ヤーが供給のうち60を買い占めました。そもそもの需要に対して50という大きな割合で不足しているため、買い占めた60のうち50を1500円で販売しました。余った10は廃棄しました。

さらにボットの開発者は、Discordなどのサーバー上にカスタマーサポートを構築、ユーザー支援を行っている。米国の転売ヤーたちはDiscord上に開設したサーバーを利用して在庫を確保。商品がいつどこで販売されるかという内部情報を共有したり、どこに在庫があるという情報が共有され、その直後に品切れになるという事態も起きている。

メーカーや小売から見たとき、この商材は1000円では100個売れずに価格調整をし910円を想定していたはずでしたが、転売ヤーによって購入され1000円で110個売れる需要があると誤解されてしまいます。

店舗やメーカーなどが転売ヤー対策を行うだけでは、転売行為は抑えられない。転売しやすい環境が整っており、高額でも買う人がいる限り、転売ヤーの悪質な転売行為は終わらないのだ。

転売が横行する背景には、ただ儲かるからだけでなく、転売行為がやりやすい環境が整ってきていることがある。限定品や目玉商品、トレンドの品など、入手困難なものは高額で転売できるとわかっていても手に入らないものだ。実は、最新の転売ヤーによる買い占めは、もはや人間の手によるものではなくなっている。

しかしながら、例1ではユーザーは需要を元来手に入る金額よりも高額で購入させられ金銭的損失を与えられ、例2ではさらに転売ヤー自体が10の需要を創造してしまっている事により、今後の再生産時に転売ヤーの撤退することでメーカーや小売にいくらかの流通在庫の損失を与える事ができます。潜在的な損失です。

「グリンチボット」というものをご存知だろうか。転売ヤーたちは、ボットと呼ばれるソフトウェアを使って人気の商品などを買い占め、転売を行っている。このような買い占めボットは、子ども向け絵本『いじわるグリンチのクリスマス』に登場する緑色の生物グリンチに由来して、グリンチボットと呼ばれるようになった。

転売行為がはびこり適正価格で販売できないことで、初期需要を失うこともある。それならば、と増産して商品の供給が安定化すると、転売ヤーも価格を下げて販売するが、その結果、ブームが沈静化したという印象を与えて実際にマーケットが小さくなることさえある。転売行為でメリットがあるのは中間搾取をする転売ヤーだけであり、メーカーにもユーザーにもデメリットしかないのだ。

この例は、ユーザーからみたら大幅に商品が不足している状態を転売ヤーによってつくられ、飢餓感を煽られて1.5倍の値段で買わされた図です。さもありなんという例ではありますが、この例におけるもう1つの問題は、910円想定で110売れる想定だったものが1000円で110売れてしまった事です。

これらの例は、いずれも転売ヤーの一存でメーカー、小売、ユーザーに損を与える事ができる状態にあり、これが転売ヤーの存在の大きな問題なのです。

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