ドル・円は伸び悩みか、米金利にらみドル高継続も円買いに警戒

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ドル・円は伸び悩みか、米金利にらみドル高継続も円買いに警戒

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米金利にらみドル高継続も円買いに警戒」
 6日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米国の利下げ姿勢後退を受けた金利高・ドル高の地合いは継続の見通し。ただ、政府・日銀による円買い介入が意識され、急激なドル高進行は抑制され上値の重さが目立つだろう。
 3日に発表された米国のISM製造業景気指数は景気の好不況の境目である50を下回ったものの、前回から改善し国内経済の回復を示した。それを受けた米金利高・ドル高でユーロ・ドルは1.0270ドル台に下押しされ、ドル・円は156円80銭台まで下落後は157円台前半に持ち直した。週明けのアジア市場は底堅い米金利でドル買いが続き、157円20銭台から上昇。ただ、日本株の大幅安で円買いに振れ、ドルは伸び悩んだ。この後の欧米市場では、ドル高継続を見極める展開。連邦準備制度理事会(FRB)のハト派姿勢後退を背景に、ドル買い地合いは続く。ただ、足元の経済指標は堅調さが目立つものの、今晩の製造業新規受注はマイナスが予想され、景況感の悪化が示されればドル買いは抑制されそうだ。ユーロの動向次第ではドル・円がさらに下押しされる可能性も。一方、景気減速懸念が高まれば安全通貨の円が選好される展開も想定したい。

通貨別分析

 

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株式会社フィスコ

 
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル・円は伸び悩みか、米金利にらみドル高継続も円買いに警戒

米国金利の上昇はドル円相場の円安見通しを強める材料となる

一方、ドル円相場の動向に影響を及ぼす日米の長期金利(10年物国債利回り)の差はこのところ拡大傾向にある。ブルームバーグによると、日米金利差は6日には3.103%ポイントだったが、1週間後の13日には3.364%ポイントまで上昇した。米国で6日に発表された11月雇用統計が堅調な内容と受け止められるなど、経済の底堅さが意識されてきたためだ。米国金利の上昇はドル円相場の円安見通しを強める材料となる。

また、日銀の金融政策の方向性をめぐってはこのところ、日銀が2025年1月まで利上げを待つとの報道が相次ぎ、ドル円相場では16日までの6営業日連続での円安で、1ドル=150円程度から154円台まで円安が進んできた。ブルームバーグによると、投資家の動向から算出される利上げ確率は、日本時間18日午前11時45分段階で15%程度にとどまっている。こうした中で日銀が実際に利上げを見送り、金融政策の変更が1月まで行われないことが確実になれば、改めて円安が急進する可能性もありそうだ。

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