ドル円今週の予想「“ドル強気”を維持。156円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯。」FXチャート分析 2025/1/6

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ドル円今週の予想「“ドル強気”を維持。156円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯。」FXチャート分析 2025/1/6

【ドル円週間予想】 上値トライの動きが継続。156円割れで終えた場合は短期トレンドが変化。 

 直近の日足は実体が小さく寄せ線に近い形の陰線で終えています。下げエネルギーの強いものではなく、トレンド自体は強い状態を維持しているものの、高値圏での揉み合い状態となっており、またこの間に12/3に付けた148.65を基点として下値を急角度で切り上げて来た流れからは外れた位置で推移しており、上昇エネルギーが削がれた状態となっています。158円台に乗せて終えれば新たな上昇エネルギーを得て一段の上昇に繋がり易くなりますが、それまでは156.50~158.00でのレンジ内で上下動を繰り返す可能性も高いと見られます。また、156円を割り込んで終えた場合は、レンジ内の動きから下抜けて下値リスクがやや高くなります。この場合は調整下げ局面入りして、ドルの下値余地を模索する動きが強まる展開が予想されます。但し、昨年9月に付けた139.58と12月に付けた直近安値148.65を結ぶサポートラインが152.30~152.50に位置しており、これを下抜けて終えない限り、調整下げの範囲内となり、トレンドは大きく変化しません。逆に158円台に乗せて終えれば上値ライの流れに戻して158.40-50,158.80-90の抵抗をトライする動きへ。全て上抜けて終えれば160円台が視野に入って来ます。日足の上値抵抗は157.80-90,158.40-50,158.80-90,159.60-70に、下値抵抗は156.90-00,156.40-50,156.00-10,154.80-90にあります。21日、120日、200日移動平均線は154.99,149.90,152.53に位置しており、短・中期トレンドをサポート中です。

 一方直近の週足は、実体が小さい陰線引けとなり上昇一服となりましたが、下げエネルギーの強いものではなく、また、下値トライにも失敗した形となっています。今週も下値余地が限られ易く、上値トライの動きが継続すると見られますが、156.00-10の抵抗を下抜けて越終した場合は、12月に付けた158円台で目先天井を付けた可能性が高くなり、下値を模索する動きが強まり易くなります。この場合でも昨年9月に付けた139.58を基点として下値を切り上げる流れに変わりなく、このサポートラインが週足ベースでは152円台後半に位置していることから、152.50以下で越週しない限り、トレンドは大きく変化しません。逆に158.40-50に週足の上値抵抗がありますが、これを上抜けて越週するか、日足が158.80-90の抵抗を上抜けて終えた場合は、新たな上昇エネルギーを得て160円超えトライへ。今週の週足ベースで見た上値抵抗は157.80-90,158.40-50,159.80-90に、下値抵抗は156.30-40,156.00-10,155.00-10,154.60-70にあります。31週、62週移動平均線は151.86と150.83に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れを変えていません。

 今週の戦略は、ドル買いは156.90-00で押し目買い。損切りは浅い場合で156.30,深い場合は下値リスクが点灯する155.90に置く必要があります。短期トレンドが強い状態を維持しているので、売りは様子見か157.80-90で軽く売って158.30で浅めに撤退です。

 上値は、157.50-60に軽い抵抗が、157.80-90,158.10-20にやや強い抵抗がありますが、158円台に乗せて終えれば上値余地が拡がり易くなり、158.40-50,158.80-90にある一段と強い抵抗をトライする動きへ。さらに、158.80-90の抵抗を上抜けて終えた場合は、159.30-40,159.60-70、159.90-00,160.40-50にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、156.90-00にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されますが、下抜けた場合は156.60-70,156.30-40,156.00-10にある一段と強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。全て下抜けて終えた場合は、揉み合い状態から下抜けた反動で下値余地が拡がり易くなり、12/19の154円台からのドル急伸時に残した154~155円台の不安定な足元を固め直す動きが強まると見られます。

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ドル円今週の予想 ドル強気を維持 156円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯

逆に151.50円超えで越週した場合は下値リスクがやや後退、152円超えで越週した場合は新たな上昇トレンド入りの可能性が高くなり154~155円方向への一段の米ドル上昇に繋がり易くなります。

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、植田日銀総裁の発言を受けて、やや円安ドル高に振れ一時157円50銭台まで上昇した。

ポンド/ドルは小幅続伸し、上値余地を探る動きに繋げています。上昇エネルギーの強いものではありませんが、1.2600-10の下値抵抗に跳ね返された流れにあり、1.27台後半にある強い抵抗をトライする流れが継続すると見られます。買いは1日様子見か1.2640-50まで引き付けて。損切りは1.2590で撤退です。売りは様子見か1.2820に損切りを置くなら1.278-90まで引き付けて軽く売り向かい。上値抵抗は1.2710-20,1.2750-60,1.2780-90に、下値抵抗は1.2670-80,1.2640-50,1.2610-20にあります。1.2600を割り込んで終えた場合は再び下値リスクが高くなります。

先週のドル/円相場はドルが大幅安。6月17日以来の157円前半を一時示現する局面も観測されていた。

中国経済の回復が遅れていることは豪ドル相場の足を引っ張る要因となりますが、一方で、米国が利上げ休止体制に入ったことが豪ドル相場の下支え要因として働く可能性があります。

ドル円、クロス円、下値を模索する動きが継続。

週足を見ると、2022年10月に付けた151.95円と6月に付けた戻り高値145.07円を結ぶトレンドラインAを上抜けて新たな上昇トレンド形成の流れに入りましたが、直近の週足が7月に付けた137.25円を基点として下値を急角度で切り上げて来た短期的なサポートラインBを若干下抜けた位置で越週しており、週足の形状が悪化しています。

ドル買いは様子見か140.00~139.50ゾーンまでの押し目があれば軽く買い狙い。損切りは138.80に置く必要があります。売りは142.00-10の戻り待ちとしています。損切りは142.70で一旦撤退です。

また、8月30日に付けた159.76円を基点として上値を切り下げて来た短期的なレジスタンスラインBからも上抜けた位置で推移しており、短・中期トレンドは“ユーロ強気”の流れにあります。このトレンドラインBは157.90~00円に位置しています。さらに3月の138.83円と10月3日に付けた154.46円を結ぶサポートラインDが157.00~10円に位置しており、これも強い下値抵抗として働いています。

10月30日に発表された豪9月の小売売上高は前月比+0.9%と市場予想を大きく上回り、再利上げ観測が浮上していることや、日銀の金融政策がYCCの修正に留まったこと、週末の米雇用統計が予想比弱かったことから、豪ドルは対米ドル、対円で上値トライの動きが強まっています。

経済活動は依然弱く先行きは不透明ですが、為替相場は英ポンドが対米ドルで底打ち、反転の流れに入っています。対円では円安/英ポンド高の流れにあり、対米ドルでの英ポンド上昇と米ドル/円での米ドルの調整下げの狭間で、英ポンド/円は上下しながらも底堅く推移することが予想されます。

ポンド/ドルは実体が小さく下ヒゲの長い陽線引けとなりました。1.28台を回復して短期トレンドを強い状態に戻しており、押し目買い方針で。買いは1.2820-30で押し目買い。損切りは1.2770で撤退です。売りは様子見です。短期トレンドは1.2650割れで“ニュートラル”な状態に戻します。

短期トレンドが強い状態を維持しているので押し目買い方針継続とします。小幅続落の可能性が高いので、買いは155.50-60の押し目待ちとします。損切りは154.80で撤退です。売りは様子見か158.20-30まで引きつけて。損切りは158.70で一旦撤退です。

また、2022年10月に付けた151.95円と10月31日に付けた151.72円で2番天井を確認した可能性が生じており、短期的には調整下げ局面入りの可能性が点灯中です。

ただし、サポートラインBの157.90~00円の抵抗を下抜けて越週した場合は下値リスクがやや高くなります。さらにDの157.00~10円を下抜けて越週した場合は短期トレンドが変化します。156円台を割り込んで越週した場合は、短・中期トレンドが変化して150円方向への新たな下落リスクが生じます。

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