【S&P500】上値余地が限られる可能性。6,050超えで終えれば下値リスクが後退。
直近の日足は、前日足から上寄りのスタートとなりましたが、上値トライに失敗して実体の小さい陰線引けとなりました。5,800台前半で一旦底打ちした可能性がありますが、上値を切り下げる流れにあることや、直近の日足が上値トライに失敗した形で終えていることから、小幅続落の可能性に注意が必要です。一方で、5,850-60,5,820-30に強い下値抵抗が出来ており、これらを下抜けない限り、下値余地も拡がり難い状態です。短期トレンドは6,050越えで終えれば下値リスクが後退、6,080-90の抵抗を上抜けて終えれば、一段の上昇に繋がり易くなります。上値抵抗は6,000-10,6,020-30,6,050-60,6,080-90に、下値抵抗は5,920-30,5,870-80,5,850-60,5,820-30にあります。
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SP500 プロの予想 上値余地が限られる可能性
24年には主要中銀の多くが利下げに転じるとみられる一方、日銀はマイナス金利の解除など金融政策の正常化へと動くことが想定されます。そのため、クロス円は次第に上値が重くなっていく展開になりそうです。
[シナリオ①] これからの時間において「0.86550ポンド」を終値ベースで上抜けブレークした場合は、「基準線超え」→「上値切り上げ」となりそうです。当該ケースでは、「BB・+2σラインおよび(赤色雲の上辺である)先行2スパン(≒0.88500ポンド)超え」や「SARの買いサインへの転換」なども伴いながら、心理的な節目である「0.90000ポンド」(上図Ⓐ赤色線)付近までの上昇も視野に入れるべきでしょう。ただし、本稿執筆(23年12月)時点では、赤色雲が厚い形状(=強い上値抵抗帯)となっていることから、上値余地は限定的となりそうです。
今から1年前─22年晩秋から23年初めにかけて─日本株を取り巻くムードは沈鬱でした。 当時は23年の世界景気後退は不可避とされ、当然のように「世界景気敏感株」としての日本株に強気の見方はごくわずかでした。当時の投資家心理はプロもアマも弱気で、その弱気の度合いは「100年に一度」といわれた世界金融危機(09年)以来の「総悲観」だったのです(上チャート)。
[シナリオ②-1] 一方で、「0.86550ポンド」で上値を抑制された場合は、「上値抵抗圧力の強まり」→「下値切り下げ」となりそうです。当該ケースでは、「(心理的な節目である)0.85000ポンド割れ」や「SARの売りサイン継続」なども伴いながら、BB・-2σラインをメドとする「0.84000ポンド」(上図Ⓑ水色線)付近までの下落を想定すべきでしょう。
[シナリオ②-1] 一方で、「1.09000NZドル」で上値を抑制された場合は、「上値抵抗圧力の強まり」→「下値切り下げ」となりそうです。当該ケースでは、「遅行スパンの“逆転”」や「SARの売りサイン継続」なども伴いながら、BB・-2σラインをメドとする「1.05000NZドル」(上図Ⓑ水色線)付近まで下落しそうです。
[シナリオ①] これからの時間において「1.09000NZドル」を終値ベースで上抜けブレークした場合は、「基準線超え」→「上値トライ」のトリガーとなりそうです。当該ケースでは、「(心理的な節目である)1.10000NZドル超え」や「SARの買いサインへの転換」なども伴いながら、BB・+2σラインをメドとする「1.13000NZドル」(上図Ⓐ赤色線)付近までの上昇を想定すべきでしょう。
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