NHK予算 2025年度は400億円赤字

神戸空港は2025年に国際チャーター便、30年ごろに国際定期便を就航させることが昨秋に決まった。2年かけて整備する新たな駐機スポットは、一部に国の補助などを活用し、残りは市の負担でまかなうことになる。サブターミナルの整備、駐車場や構内道路などの工事も市が負担し、利用料収入などで回収する。収支を明瞭にするため、新たに特別会計を設けて管理する。

神戸市は10日、2023年度の当初予算案を発表した。神戸空港の国際化に向けた施設整備や三宮再整備への投資を重視しつつ、物価高対策・子育て支援などにも目配りした。一般会計の総額は前年度より74億円減って8793億円。市債残高の増加が続くが、財政は比較的健全だとして市は積極投資を続けるかまえだ。

NHKが8日発表した2025年度予算は、収入から支出を差し引いた事業収支差金が400億円の赤字となった。

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市の貯金にあたる財政調整基金は来年度末見込みで135億円と、今年度末見込みより20億円減少。法人関係の税収が予想より増えたことで地方交付税が減らされ、基金から取り崩すことによるという。

借金の総額となる市債残高は8年連続で増え、前年度比356億円増の1兆3378億円となる見込み。久元市長の就任後増加のスピードがあがり、就任した2013年から3割ほど増えている。