ドル/円、158円台で動意薄…元米大統領の国葬のため米株式市場が休場・債券市場は短縮取引(NY市場の見通し)2025/1/9 #外為ドキッ

FXブログ
ドル/円、158円台で動意薄…元米大統領の国葬のため米株式市場が休場・債券市場は短縮取引(NY市場の見通し)2025/1/9 #外為ドキッ
 

ドル/円、158円台で動意薄…元米大統領の国葬のため米株式市場が休場・債券市場は短縮取引

欧米時間のドル/円予想レンジ:157.500-158.600円

東京市場のドル/円は、小安い展開。序盤に158.30円台で伸び悩むと日本株安を背景に円買いに傾き一時157.76円前後まで弱含みました。その後、日銀支店長会議の報告を受けて158円台へ持ち直しましたが勢いは続かず戻り一服となっています。

本日はカーター元米大統領の国葬のため、米国は株式市場が休場で債券市場も短縮取引となります。また、市場は明日の米12月雇用統計に関心を寄せています。そのため、NY市場では動意に乏しい展開が想定されます。そうした中でドル/円は前日高値158.55円付近では伸び悩みそうです。一方で前日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録から米利下げペース減速が再認識されたこともあり157円台の下値も堅そうで、158円を挟んだ値動きが続きやすいでしょう。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、前日に158.00円を突破した後は同水準が下値支持として意識されています。このまま158円台へ定着して直近高値158.55円前後を上抜くようだと上昇基調の勢いが強まり160円を視野にいれた展開となる可能性がありそうです。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

1/9(木)
21:00 メキシコ12月消費者物価指数
21:30 米12月チャレンジャー人員削減数
23:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
23:05 コリンズ米ボストン連銀総裁講演
25:00 ブリーデンBOE副総裁講演
26:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
27:30 シュミッド米カンザスシティ連銀総裁講演
27:35 ボウマンFRB理事講演

※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

 
uehara.jpg

外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル/円、158円台で動意薄…元米大統領の国葬のため米株式市場が休場・債券市場は短縮取引(NY市場の見通し)2025/1/9 #外為ドキッ

ドル円は動意薄

ドル円は動意薄。4時時点では159.67円と2時時点(159.74円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。NY終盤とあって動きが鈍くなり、本日高値圏である159.70円前後でこう着している。

ユーロドルは反落。終値は1.0714ドルと前営業日NY終値(1.0733ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。FRBが利下げを慎重に判断するとの見方が広がる中、米長期金利の上昇に伴うドル買いが先行。23時過ぎに一時1.0691ドルと日通し安値を更新した。 ただ、前日の安値1.0684ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。米長期金利が再び低下に転じた場面では1.0718ドル付近まで下値を切り上げた。

ただ米財務省は、日本は2024年4月と5月に円買い・ドル売り介入を実施したと指摘。日本の外為取引には透明性があると指摘したが「自由に取引される大規模な外為市場において、介入は適切な事前協議のもと、極めて例外的な場合にのみ行われなくてはならない」との見方を改めて伝えている。

ポンド・ドルは1.2671ドルへ下落後、1.2696ドルまで上昇。ドル・スイスフランは0.8932フランから一時0.8953フランまで上昇した。

報道によると、米財務省は6月20日に公表した外国為替報告書で、為替操作をしていないか注視する「監視リスト」に日本を加えた。「為替操作国」に認定した貿易相手国・地域はなかった。監視対象には中国、ベトナム、台湾、マレーシア、シンガポール、ドイツが指定されている。関係筋によると、この件に関わっている米財務省当局者は、監視リストに日本が加えられたことについて、「日本銀行が円安進行に歯止めをかけるために実施した為替介入は監視リストに加える要因になっていない」と述べた。2023年の日本の対米貿易黒字が624億ドルと高水準だったことと、経常黒字の国内総生産(GDP)比率が3.5%だったことを理由に挙げた。

ユーロ・ドルは1.0691ドルへ下落後、1.0717ドルまで上昇し、引けた。米2年債入札の順調な結果を受けて金利が次第に低下したところで欧州通貨に買い戻しがみられた。ユーロ・円は170円71銭から171円14銭まで上昇した。

ユーロ円は4時時点では171.10円と2時時点(171.00円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルのじり高とともに下値を切り上げた。

25日のニューヨーク午後の外為市場で、ドル・円は159円70銭付近推移している。米財務省の2年債入札は順調な結果とみられるが、金利低下は目立っていないようだ。ただ、ドル買いは一服のムードがあり、ユーロ・ドルは1.0710ドル付近へ、ポンド・ドルは1.2685ドル付近へ戻している。

金は年初以降に28%近く上昇しており、このままいけば年間では2010年以来の高いパフォーマンスとなる。米国の金融緩和や安全資産としての需要、世界の中央銀行による持続的な買い入れが支援材料だ。ただ米大統領選でのドナルド・トランプ氏勝利を受けてドルが値上がりしたことから、11月初旬以降は金上昇の勢いが失速している。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は48セント(0.7%)安の1バレル=69.62ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は32セント(0.4%)下落し73.26ドルで引けた。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、159円43銭から159円76銭まで上昇し、引けた。ボウマン米FRB理事の「しばらく政策金利の据え置き必要」(ロンドンでの講演原稿)との見解が引き続き意識されるなか、5月シカゴ連銀全米活動指数の予想外のプラス転換をきっかけにドル買いが強まった。10年債利回りは4.20%台から4.25%台まで上昇した。一方、6月消費者信頼感指数は予想上振れも前月から低下したが、ドル売りは限定的となった。

ユーロ円は7営業日ぶりに反落。終値は171.10円と前営業日NY終値(171.35円)と比べて25銭程度のユーロ安水準。23時過ぎに一時170.71円と日通し安値を付けたものの、その後は171.00円を挟んだもみ合いに転じた。ドル円の上昇につれた買いが入った半面、ユーロドルの下落につれた売りが出た。

金スポット価格はニューヨーク時間午後2時43分現在、18.92ドル(0.7%)高の1オンス=2635.79ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は、18.40ドル(0.7%)上昇の2653.90ドルで引けた。

25日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは下値が堅い。4時時点では1.0716ドルと2時時点(1.0704ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。NY序盤に1.0691ドルまで下落したものの、下値は限定的。米10年債利回りがやや上昇幅を縮めたこともあり、1.0710ドル台まで緩やかながらもショートカバーが入った。

25日の通常取引で、NYMEX原油8月限は、前日比0.80ドル安の80.83ドルで終了。取引レンジは80.80ドル-81.82ドル。

コメント

タイトルとURLをコピーしました