置き配盗難や投げ捨て 業者対応は
置き配は、現代の生活にマッチした新しいサービスとして高く評価されています。 大手インターネットショッピングサイトやEC事業者が導入する事例も多く、従来は禁止行為としていた宅配便業者も、これに応えるかたちで柔軟にサービスを提供している状況です。一方で、置き配を巡るトラブルも発生しています。置き配サービスを利用して盗難被害に遭い、荷送り人や宅配便業者に補償を拒まれてしまった、加害者が弁済をしてくれないといったトラブルでお悩みであれば、ベリーベスト法律事務所 神戸オフィスにご相談ください。 状況を詳しく精査したうえで、補償を受けるためのアドバイスや、荷送り人や宅配便業者などとの交渉をサポートします。
置き配は受取人の同意のもとで指定場所に荷物を届ける仕組みです。そのため、万が一荷物が盗難に遭った際には配送会社は責任を限定するケースが多く、補償が適用されない場合もあります。置き配を安心して利用するためには、防犯カメラや置き配専用のボックスを設置するなど、事前の対策が重要です。置き配の補償内容を事前に確認して適切な対策を講じながら、上手に活用しましょう。
すると、雪よけ用の扉を開け、スマホを操作しながら荷物を投げ捨てる姿が。メールに送られてきた置き配完了を知らせる写真は、この時、スマホで撮っていたと思われます。
荷物を玄関先などに置いてもらう「置き配」ですが、荷物を投げ入れられて壊れてしまったり、荷物が盗まれたりする置き配トラブルが今、増加しています。
置き配のサービスを提供している宅配サービス会社によっては、置き配の盗難などについて補償をしている場合があります。たとえば、大手宅配サービスのAmazonでは、盗難などによって商品が届かなかった場合に商品を補償するサービスを実施しています。Amazonの補償サービスの基本的な申請方法は、Amazonのページまたはアプリで問い合わせることができます。
どうしても汚損したくない大切な商品は、置き配ではなく対面で受け取ると安心です。
受取人に断りがないまま置き配を受けて盗難被害に遭った場合は、補償の申請先にいくつかのパターンがあります。まず、受取人が了承していないのに荷送り人が置き配を指定していた場合、申請先は商品の売り主である荷送り人です。ネットショッピングなどは、受取人に直接引き渡すということが合意の内容になっていることが一般的です。そのため、受取人に無断で置き配を指定した場合は、売り主・荷送り人としての責任を果たしていないことになるため、補償の責任を負うのは売り主・荷送り人です。次に、荷送り人・受取人のいずれもが置き配を了承していなかった場合、補償の申請先は実際に荷物を配達した宅配便業者になります。商法第575条は「運送人の責任」として、荷物の受け取りから引き渡しまでの間に滅失・損傷・延着が生じた場合、運送人が損害賠償の責任を負うことを明示しています。荷送り人・受取人の了承を得ていない置き配は、責任をもって荷物を引き渡すという宅配便業者としての責任を果たしていない行為といえます。
置き配は配達人との接触や、受取時間帯を気にせずに荷物を受け取れるのが魅力ですが、玄関横などに単に置き配をするだけの場合、盗難のリスクが心配です。置き配の盗難対策としては、暗証番号などでロックできる宅配ボックスの設置や、置き配に対応している保険に加入するなどがあります。もし置き配の荷物を盗まれてしまった場合は、宅配サービス会社によっては補償サービスを実施している可能性があるほか、状況によっては運送会社などに損害賠償請求できる可能性があります。合意していないにもかかわらず、置き配されて盗難被害に遭ってしまった、宅配サービス会社や運送会社が対応してくれないなどでお困りの際は、ベリーベスト法律事務所 奈良オフィスにご相談ください。消費者被害の実績が豊富な弁護士が、解決に向けて尽力いたします。
宅配サービス会社や運送会社によっては、置き配の荷物が盗まれてしまった場合に、代替品の発送や返金などの補償を実施している場合があります。まずは会社に盗難の事実を伝えて、返金などの対応をしてもえるかを確認しましょう。
某大手通販サイトでは、配送状況が「お届け済み」となっているのにもかかわらず荷物が届いていない場合、状況を確認したうえで商品の再送や返金の対応を行っています。迅速に解決するためには、カスタマーサービスに連絡をすることが重要です。また、原則として置き配中の盗難は自己責任としている場合でも、すぐに販売元や配送会社に連絡することで、何らかの対応が受けられる場合があります。警察への盗難届を提出することも補償申請の一環として求められる場合があります。
配送会社によっては、置き配後の盗難トラブルについて原則補償対象外としていますが、状況に応じて個別対応してくれる可能性もあります。万が一、盗難被害に遭った場合は速やかにカスタマーサービスに連絡をしましょう。
荷物を対面ではなく、玄関先など指定した場所に置いてもらい、受け取る「置き配」。しかし今、「置き配」を巡るトラブルが増加しています。
自宅に商品が届いていないこと、配送先住所に誤りがないことの2点を確認したら、配送業者へのお問い合わせをおすすめします。
置き配サービス利用時に盗難被害に遭った場合、その損害は誰が補償するのでしょうか?
置き配の荷物が盗まれてしまった場合、警察に通報する方法があります。警察に通報して被害届を出すと、警察が荷物を盗んだ犯人を捜してくれる場合があります。ただし、監視カメラなど犯行の手がかりとなるものが不足している場合などは、犯人の特定が難航する可能性があります。注意点として、置き配の盗難について警察に被害申告したとしても、あくまで犯人探しやパトロールの強化などが期待できるだけです。盗まれた商品の代替や返金などには対応していません。
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