東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に156円台で推移か、米長期金利の低下を意識してドルは伸び悩む可能性」
15日のドル・円は、東京市場では158円08銭から156円84銭まで下落。欧米市場では157円21銭まで買われた後、一時155円95銭まで反落したが、156円48銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に156円台で推移か。米長期金利の低下を意識してドルは伸び悩む可能性がある。
米労働省が1月15日発表した昨年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年比+2.9%で上昇率は11月実績を上回った。エネルギー価格の上昇がCPI全体の上昇に寄与したようだ。コアCPIは前年比+3.2%で上昇率は11月実績を下回ったが、物価上昇圧力が短期間で大幅に緩和されるとの見方は少ないようだ。市場参加者の多くは6月の追加利下げを想定しているようだが、米国のインフレ動向については予断を許さない状況が続くとみられる。
《午前8時現在》 ドル・円: 156.00円-157.50円 156円近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 160.00円-162.00円 160円近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 97.00円- 98.20円 97円近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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米長期金利の低下を意識してドルは伸び悩む可能性がある
ドル円は23日に200日移動平均線を上抜けて、上値抵抗線から下値支持線に代わったとも判断出来る。同移動平均線は急激な価格変動には反応が遅い特性があるため、相場の過熱感(買われ過ぎ・売られ過ぎ)を示すとされるオシレーター系のテクニカル指標も併せて判断したい。足元はドル高・円安が際立っているため、値動きの押しや戻りを黄金比とも呼ばれるフィボナッチ比率に求めるのも一案だろう。7月以降の下落幅(161円99銭-139円56銭)の61.8%戻し153円42銭を明確に超えれば、トレンドの基点となった7月高値161円99銭への全戻しを意識しようが、先ずは7月30日高値155円21銭を上抜けるか確認したい。
Investing.com -- 12月のインフレ数値が予想を下回ったことを受け、ドルと国債利回りが急激な下落を見せています。 Wall Street Journalの調査によると...
米政治情報サイトによれば、トランプ氏の支持率は48.5%とハリス氏の49.3%に迫り、勝敗を分けるとされる激戦7州全てでリードしている。現職の副大統領が大統領選で勝った例が少ないジンクスも災いし、トランプ氏が勝利するとの見方が再浮上。2017年に実施した富裕層向けの減税策延長を含む減税措置が景気先行き期待を高めドル高を促している。減税の財源は関税引き上げなどを充てるとしているが、財政拡張は中長期的にはドル安要因。200日移動平均線は急激な価格変動には反応が遅い特性があるため、短中期移動平均線との組み合わせや相場の過熱感のシグナルを示すオシレーター系のテクニカル指標も併せ効果的に活用したい。
21日までの米週間新規失業保険申請件数は1カ月ぶりの低水準に減少した一方、継続受給件数が2021年11月以来の高水準となり失業長期化が示唆された。ただ、米国の利下げペース鈍化や利下げ停止への思惑は根強い。今朝公表された日銀金融政策決定会合(18、19日開催分)の主な意見では、春季労使交渉に向けた賃金動向や米新政権発足を確認していくとの認識が示された。現状では物価のアップサイドリスクについて利上げの切迫した理由にはなっていないと指摘しており、市場の追加利上げ先送り観測を修正するには至らないだろう。ドル円は日米金利差を意識したドル高・円安の流れが続き底堅く推移するとみている。
Investing.com -- 金は最近、債券利回りの上昇と米ドル高の圧力に対して顕著な耐性を示しています。これらの逆風にもかかわらず、金は2週連続で上昇を記録しています。 しか...
*08:12JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の低下を意識してドルは伸び悩む可能性 15日のドル・円は、東京市場では158円08銭から156円84銭まで下落。欧米市場では157円21銭まで買われた後、一時155円95銭まで反落したが、156円48銭で取引終了。本日16日のドル・円は主に156円台で推移か。米長期金利の低下を意識してドルは伸び悩む可能性がある。
*08:12JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の低下を意識してドルは伸び悩む可能性 15日のドル・円は、東京市場では158円08銭から156円84銭まで下落。 欧米市場では...
*23:07JST 【市場反応】米12月コアCPI予想外に鈍化、利下げ観測再燃でドル続落 米労働省が発表した12月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.4%となった。 伸びは予想通...
自公与党が大敗を喫しており、今後の拡張的な財政政策が意識され円安に拍車が掛かり、ドル円は東京市場で154円を視野に入れる動きとなった。今週の日銀会合では現行政策が据え置かれる公算は大きいが、国内の景気回復や輸入インフレに伴う物価高を背景に同時公表される「展望レポート」で12月の追加利上げの選択肢が残されよう。ドル円は7月以降の下落幅の61.8%戻し153円42銭を終値ベースで明確に超えれば、トレンドの基点となった7月3日高値161円99銭までの全戻しを意識する展開か。先ずは7月30日高値155円21銭を上抜けるかどうか確認したい。
*03:27JST NY外為:ドル・円158円台回復、ドル売り限定的、米10年債利回り4.8%まで上昇 NY外為市場でドルは下げ止まった。 朝方発表された米12月生産者物価指数(P...
本日は9月のFOMCで0.25%の利下げを主張したボウマンFRB理事の講演に注目。同理事は9月24日の講演で、労働市場が完全雇用の推計値に近い状態のなかインフレリスクは残っていると指摘し、積極的な利下げペースに慎重姿勢を示した。労働市場が復調を示すなか、昨日公表の9月消費者物価指数のうち食品とエネルギーを除くコア指数はインフレ鈍化に歯止めがかかる兆しが表れた。同理事が連続利下げに警戒感を強めると、日米金利差縮小は想定より緩やかに進むとの市場の思惑が広がりそうだ。今晩公表される9月の米ミシガン大消費者信頼感指数では消費者マインドの改善が示されると見込まれており、ドル円は再び上値を試す展開か。
日米長期金利差拡大が意識されるなか投機筋は円売り持ち高を再構築、ドル円の予想変動率は低下しドル高・円安が優勢に。米国は議会上下両院も共和党が占める「トリプルレッド」が確実と報じられ、政策を進めやすくなるとみられる。関税引き上げによる輸入物価上昇や不法移民の強制送還による労働力不足はインフレ再燃を想起し、FRBは2025年以降に利下げペースを緩めるとの見方も浮上。新政権の最初の100日間は高い支持率を維持すると言われ、当面はドル高の展開か。日銀は政策金利を中立金利水準まで引き上げる方針を示しているが、2025年以降も利上げペースは緩やかであることが見込まれ、円高の動きは加速しにくいだろう。
連邦予算収支が、市場予想の-800億ドルに対し、実際には-867億ドルとなりました。 この数字は、米国政府の財政状況が予想以上に厳しいことを示しています。予算赤字が予想を上回ったこ...
複数の米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者は0.25%の利下げが好ましいと考えていたことが明らかとなったが、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測は後退しており、FOMC議事要旨によるドル相場への影響は限定された。FF金利先物市場では11月6、7日のFOMCでは政策金利が据え置かれるとの見方も少数ながら出始めた。ドル円は8月に付けた高値149円台前半まで上値を伸ばした一方、主要通貨に対するドルの強弱を示すドルインデックスの騰勢がやや弱まるなかで、今晩米国で公表される9月消費者物価指数と週間新規失業保険申請件数を受けて、節目の150円に近づくか注目される。
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