来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「トランプ次期米大統領の就任式、日銀金融政策決定会合に豪ドルも注目!」ハロンズ FX 2025/1/18 #外為ドキッ

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来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「トランプ次期米大統領の就任式、日銀金融政策決定会合に豪ドルも注目!」ハロンズ FX 2025/1/18 #外為ドキッ

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執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
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今週の振り返り

今週の豪ドル/円は96.88円前後で、ニュージーランド(NZ)ドル/円は87.58円前後で週初を迎えました。
14日にはトランプ次期米政権の関税が当初予想されていたほど厳しいものにはならない可能性が報じられたことで、中国と交易関係の強い豪ドルやNZドルは買いで反応。豪ドル/円は97.96円前後、NZドル/円は88.73円前後まで上値を伸ばしました。その後、日銀の1月金融政策決定会合での追加利上げ観測が浮上したことや米インフレ指標の鈍化を受けて米ドル/円が大幅に下落した影響もあり、豪ドル/円は一時96.26円前後、NZドル/円は一時86.92円前後まで下落しました(執筆時)。

中国人民銀行が追加利下げも?

来週は豪州では注目の経済指標の発表はありません。中国では20日に1年物/5年物最優遇貸出金利(ローンプライムレート)が公表されます。中国人民銀行(PBOC)は2024年10月に1年物/5年物の金利をそれぞれ25bp(0.25%ポイント)引き下げました。その後の12月には2025年の金融政策をこれまでの「穏健な」から「適度に緩和的」に変更しています。同日夜にトランプ次期米大統領の就任式を控えており、トランプ次期政権の動きを見極めたいとの見方から、ブルームバーグのエコノミスト予想で利下げを予想しているのは1割程度しかいません。ただ、PBOCが米国との第2次貿易戦争に備える形で先行して追加利下げに踏み切る可能性もあります。

NZ四半期CPIでRBNZの利下げ幅拡大も

NZ準備銀行(RBNZ)は昨年8月以降3会合連続で合計100bpの利下げを実施しています。それでもNZ国内経済は弱くGDP成長率は2四半期連続で前期比でマイナスで、テクニカルリセッションとなっています。インフレに関しても四半期CPIは2022年4-6月期の前年比+7.3%をピークに+2.2%まで鈍化。RBNZのインフレ目標である1~3%の中央値近くでの推移となっています。弱い国内経済とインフレ鈍化を背景に次回(2月19日)の金融政策会合では50bpの追加利下げに踏み切ると市場は予想しています(オーバーナイト・インデックス・スワップ市場では約87%が50bp利下げを織り込んでいる)。22日にはNZ10-12月期消費者物価指数(CPI)が発表されます。市場予想は前年比+2.2%で前期から横ばいとなっていますが、ダウンサイドリスク(下振れの可能性)は依然として残っています。仮に予想を下振れて2.0%を下回った場合には、2月のRBNZ会合でのさらなる大幅な利下げを織り込みに行く動きにつながる可能性もありますので注意が必要です。

トランプ氏就任式、日銀金融政策決定会合にも注意

来週のメインイベントは2つ。20日のトランプ次期米大統領の就任式と24日の日銀金融政策決定会合です。トランプ氏は以前、「就任初日のみは独裁者になる」といった発言をしました。そのため、市場ではトランプ氏が就任初日にすべての国に対して一律に追加関税をかける、移民の強制送還などの大統領令を発行する可能性を警戒しています。実際にトランプ氏は前回(2017年)の大統領就任直後の1週間で6本もの大統領令を発しています。関税などの大統領令が市場の予想した規模のものとなるのか。それによって米ドルの動きが大きく変わりそうです。
また、日銀については、14日に氷見野日銀副総裁が1月の追加利上げの可能性について言及。「トランプ氏の就任後に金融市場が大きく荒れなければ、1月に追加利上げ」との観測報道が出るなど、市場は追加利上げを急速に織り込む形となっています。そのため、トランプ次期米大統領の動きを受けた円の動きにも要注意です。

豪ドル/円のテクニカル分析

豪ドル/円は日足一目均衡表雲に上値を抑えられた状況が続きます。来週も雲の下限が目先の上値目途になりそうです。その上の水準では雲上限(98.96円前後)や1/7高値99.17円前後が意識されそうです。一方で下値は12/6安値の95.52円前後が意識されそうです。この水準を下抜けた場合は9/11安値の93.60円前後が次の目途となりそうです。

【豪ドル/円 日足・一目均衡表】

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:AUD/JPY:94.50-98.50、NZD/JPY:85.00-89.00

1/20週のイベント:

01/20 (月) 10:00 中国 1年物/5年物ローンプライムレート公表(CPI)
01/22 (水) 06:45 NZ 10-12月期四半期消費者物価(CPI)

一言コメント:

年末に受けた健康診断の結果が出ました。昨年は食事の量や質を変えるなど、摂取するものを中心にダイエットをしました。結果は一昨年と比べてだいぶ改善が見れました。今年はこれに加えて、もう少し運動量を増やそうと考えています。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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来週の為替予想 豪ドル 円

豪ドル円相場で一時、99円割れ寸前まで豪ドル安が進んだ。トランプ氏の対中関税をめぐる言及が材料視されたが、見通しでは底堅さも示されそうだ。

さらに翌26日も、米国以外の主要国の多くがボクシング・デーなどの祝日となるため、流動性が低下して、スプレッドが普段よりも広がる可能性があります。年末の円安や米ドル安のアノマリーを活用した取引を検討する場合は、当日の値動きやスプレッドのほか、取引で使うFX会社の取引時間にも注意しましょう。

鉄鋼・銅など金属資源の国際市場動向の影響を大きく受けるため、国際商品市場動向を要チェック。中国向けの資源輸出が経済のカギを握っており、中国の需要減退などのニュースに反応しやすい面も。かつて金利を狙った投機的な取引が多かったこともあり、世界的なリスク警戒感を誘うようなニュースに対する感応度が大きく、リーマンショックの際に、経済的にはほとんどン関係なかったにもかかわらず、ドル円以上に値を落としたこともあるため、大きなニュースには要注意。

かつては高金利通貨の代名詞としてFX取引でも人気の通貨であった。2018年8月時点での政策金利は1.50%と、米国よりも低く、長期金利などでも米国の水準を下回っている。もっとも、日本や欧州に比べると金利が取れる分、ある程度金利を意識した取引も残っている。また、世界有数の資源国として、天然資源の国際市場での動向が相場に影響を与える資源国通貨としての一面も持っている。輸出のトップ10はすべて天然資源が占めており、資源価格動向が豪経済に与える影響が大きい。 鉄鋼・石炭などが主な輸出品で、輸出先のトップは中国。そのため、自国の経済指標だけでなく、中国の鉱工業生産や小売売上高など、中国の経済指標で豪ドルが動くこともある。

さらに、今年の最終営業日となる30日は、陽線の出現確率がユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、ニュージーランドドル/米ドルで81%、豪ドル/米ドルで71%と高く、米ドル/カナダドルは19%、米ドル/スイスフランは14%と低いので、ここにも「米ドル安」のアノマリーがあります。

特に有名なアノマリーとして、「ゴトー日(5・10日)アノマリー」があります。これは、金融機関が顧客に適用するその日のレートを決める日本時間の午前10時ごろの「仲値」に向けて、特にグローバル企業の決済が集中しやすい5や10のつく日は米ドルが買われて円安になりやすい傾向にあるというもので、この動きを利用した「仲値トレード」と呼ばれる取引手法は一部のFXトレーダーから注目されています。

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