【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-十字足からマド開け陽線を形成
日経平均株価は大幅反発。先週末に形成した下ヒゲの長い陰線十字足からマドを開けて上昇し、上値を伸ばす展開となった。1/14の陰線高値(39054円)や10日移動平均線(39101円 1/20)、一目均衡表の雲上限(38954円 同)などを意識して伸び悩んだが、7日ぶりの陽線を形成して終えた。
RSI(9日)は前日の27.8%→43.5%(1/20)へ上昇。あすは上昇継続のハードルが高くなる。12/27高値からの下値模索が続いたが、マドを開けた状態で陽線で終えており、5日移動平均線(38569円 同)の上向きへの変化などがあすの株価を押し上げるかが注目される。
下向きに変化している10日移動平均線(39101円 同)や25日移動平均線(39262円 同)などに上値を抑えられる可能性は高いが、早期に75日移動平均線(38952円 同)上への回復や、1/14の下げで形成したマドを埋め戻せるかが、昨年10月以降のもみ合い相場継続を確認できる最初の関門となる。
上値メドは、25日移動平均線、心理的節目の39500円や40000円、12/27高値(40398円)などが考えられる。下値メドは、100日移動平均線(38588円 同)、1/14安値(38305円)、心理的節目の38000円、11/28安値(37801円)、心理的節目の37500円、9/12高値(36902円)などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【テクニカル】日経平均株価テクニカル分析-十字足からマド開け陽線を形成
参考になるのは株価チャートなどを使ったテクニカル分析
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。先週は6日がこどもの日の振替休日のため休業で、営業日は4日間でした。前週はローソク足の実体が75日移動平均線を割り込んでおり、先週はここから挽回できるかどうかがポイントでした。
ダマシを防ぐためには、中長期の複数の時間軸でローソク足を確認することや、移動平均線やMACDなどほかのテクニカル指標も活用しながら価格を予測しましょう。
平均足では、終値に前の足の4本値の平均値を使うため、相場の動きによっては平均足の終値と実際の終値に大きな違いが生じ、相場に対して動きが遅れがちになるという弱点があります。基本的にはトレンドを把握するために活用し、売買のポイントは通常のローソク足やテクニカル分析を併用しながら判断するのがおすすめです。
「相場は過熱気味なのか」「この銘柄はいま買い時なのか」――。投資家にとってもっとも悩ましいのが相場の流れをつかみ、売買のタイミングを見極めることだ。参考になるのは株価チャートなどを使ったテクニカル分析。これまでの価格推移をもとにトレンドを見極めたり、買われすぎや売られすぎといった水準感を探ったりできる。上昇が続いていた日経平均株価は26日に急落。チャート分析への注目は高まっている。
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