野菜高騰「ミニ野菜」生産の動き

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野菜高騰「ミニ野菜」生産の動き
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 野菜高騰「ミニ野菜」生産の動き

野菜高騰 ミニ野菜 生産の動き

そうではなく、需要曲線が移動したと考える方が妥当です。野菜の場合、供給曲線ほどで年ごとに変動することはなくても、需要曲線も移動します。暖かい冬はなべ物に使う白菜は売れませんし、寒い冬は逆に売れます。そうした気候による変動だけでなく、一時期の水菜のように、突然サラダ需要が高まり、どんどん売れるようになりました(今はそうでもないですが…)。逆に、だんだん利用されなくなってきた野菜もあります。

「いよかんの日」の日(14日)に合わせて、摘果作業の際に出た愛媛県産伊予カンの皮を有効活用したクラフトビールが発売された。「Iyokan Saison」で、1300本の数量限定。農産物の魅力発信と食品ロス削減を目指す。商品を開発したのは有機JAS認証の伊予カンを栽培するMOTTAINAI COCOLOFARM(松山市)と、クラフトビールやパンを製造する栄屋製パン(神奈川県海老名市)の2社。通販サイトや愛媛県内の酒店などで販売する。MOTTAINAI社が有機農法で栽培した伊予カンの皮を使用。皮むきは地域の福祉事業所に依頼した。発酵タンクに皮を1週間漬け込み、香りが特徴的なビールに仕上げた。同日に東京都内で開かれた発表会で、栄屋製パンの吉岡謙一専務は「農産物を使ったクラフトビールを通して、生産者を応援したい」とアピール。MOTTAINAI社の松田龍治代表は「伊予カンの生産者が減る中、商品を通して伊予カンの魅力を広め、関心を持つきっかけになれば」と期待を込めた。

次の図は、3月のミニトマトの出荷量と平均単価の動きです。ミニトマトの出荷量が増加しているのに、価格は下がっていません。

野菜価格の高騰が止まりません。農林水産省の調査で、キャベツだと1キロあたり534円と、平年と比べて3.26倍にもなっています。さらに、白菜も2倍を超え、大根も1.7倍ほどと、調査した全ての野菜が平年より値上がりしています。このような野菜の高騰から比較的価格が安定していたカット野菜も、実質値上げに踏み切る動きが出始めています。こうした中、生産者と消費者にメリットがあるという「ミニ野菜」が注目されているのですが、どのような取り組みなのでしょうか。

【岐阜・飛騨】飛騨蔬菜(そさい)出荷組合トマト部会は本年度、「飛騨トマト」の出荷規格を変更した。運賃、施設利用料などの値上げが相次ぐ中、人手不足対策や選果や物流の効率化を進めると同時に、生産者の所得増大につなげる。同部会では、本年度の販売金額が過去最高の68億円を記録した。過去最高だった昨年度の59億円を大幅に上回った。主要な要因が出荷規格の変更だ。新しい規格はこれまでのA品は従来通り出荷し、B、C品で出荷していたものを統一し、B品で出荷するというもの。平均単価の上昇につながり、年間の販売金額を押し上げた。選果効率も高まった。選果の際の1時間当たりの出来高箱数は2023年の8月平均値の約110%増となった。人手不足をカバーできた。規格が簡素化され、積み込み時間が短縮でき、選果後から翌日の分荷・ピッキング作業までは約2時間の短縮となった。市場での荷卸し時間も短縮したという。労働時間も昨年8月の繁忙期に比べ、全体で約40分短縮となった。本年度は特定技能実習生を34人雇用したことも短縮につながってはいるが、平均パート人数は変わっていないため、効率化を実現できた。JAひだ営農部園芸課でトマトを担当する森下昌徳さんは「規格の変更で、選果時間の短縮、2024年問題への対応が実現でき、各方面から高い評価を得た」と振り返った。同部会の挟間廣一部会長は「資材高騰や運賃、施設利用料などの値上げが相次ぐ中、規格変更が安心して経営を続ける方法の一つとなる」と話した。

野菜の価格高騰が続いている。1月上旬のキャベツの小売価格は平年の3.3倍だった。雨不足による不作が原因で、月内は高値が続く見通し。政府は生産コストの価格転嫁を促す法律の制定を目指しており、中長期的な価格の底上げにつながる可能性がある。

高騰している野菜は?

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