【豪ドル/円】上値余地を探る動き。
豪ドル/円は小陽線で終え、上値余地を探る動きに繋げています。単体では上昇エネルギーの強いものではなく、また、98.80超えトライにも失敗していますが、直近の陽線が昨年11/7に付けた102.40を直近高値として上値を切り下げて来た流れから若干上抜けた位置で終えており、上値余地がさらに拡がる可能性が点灯しています。急伸にも繋がり難いと見られますが、対ドルで0.6350-60の抵抗を上抜けて終えれば、対ドルでのトレンドが安定して上値余地が一段と拡がり易くなります。“ダマシ”の可能性を残しているので、買いは97.90-00まで引きつけて。損切りは97.60で一旦撤退です。売りは1日様子見です。中期トレンドが弱いので上値トライの流れに乗せた場合でも100~101円台が大きな壁となる可能性も高いと見ています。上値抵抗は98.80-90,99.10-20,99.50-60に、下値抵抗は98.10-20,97.90-00,97.70-80,97.40-50にあります。96.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化します。
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最新の豪ドル円チャート
豪ドル/円(AUD/JPY) 為替チャート・FXチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
豪ドル円予想 上値余地が若干拡がる可能性が点灯中 FXチャート分析
4月29日の豪ドル/円の日足は大陰線となり、また4月24日~26日の罫線と「アウトサイド」の関係を示したため、同日高値から一転して急落した分、典型的な「弱気リバーサル&アウトサイド」のサインを点灯した。従って、再度高値更新があれば、基本的に強気基調の一段延長とみなせるだろう。
昨日のドル/円は2カ月半ぶりに150円台を回復。米9月小売売上高が予想を上回った上に米新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことを受けてドル買いが強まった。米景気の底堅さが示されたことで利下げ観測が後退する中、8月1日以来の高値となる150.32円前後まで上伸。この日の安値は東京市場で付けた149.24円前後だった。心理的節目の150.00円を突破したことでチャート上の上値余地は200日移動平均線が通る151円台前半まで拡大したと考えられる。なお、米連邦準備制度理事会(FRB)が11月の利下げを見送るとの見方が再浮上しており、「FedWatch」が示す11月の金利据え置きの確率は前日の6.3%から12.3%に上昇。また、アトランタ連銀の予測モデル「GDPNow」が示す7-9月期の米経済成長率は3.4%に高まった。こうした中、ドル/円は本日も堅調推移が見込まれる。材料面では、内田日銀副総裁のあいさつやウォラーFRB理事の講演に注目したい。
豪ドル/円の日足では、5月31日の切り返しによって5月30日の陰線が「フォールス・ブレイクアウト」、即ちサポートゾーンの確認を果たしたことになり、上放れする構造にある。従って、今週一旦米/ドル円に対して150円半ばの打診があったとしても、豪ドル/円への影響は許容範囲内であり、豪ドル/円は強気基調を維持するだろう。
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その半面、高値を追うことには躊躇しており、米ドル/円の大幅上昇なしでは円売りに限界があり、また吹き値があれば、ロング筋にとってむしろ利益確定の好機とみなすだろう。適切なレベル感を保ちたいが、豪ドル/円は、最大一旦106円台の打診も想定しておきたい。
豪ドル/円は基本的に米ドル/円に連動した値動きだったが、最近豪ドル対米ドルの影響を強く受けている。米ドル/円が頭打ちを果していないうちに、豪ドル対米ドルの強含みの変動で豪ドル対円の上値志向を強めた。また、週足では「強気リバーサル」のサインが点灯されたこともあって、一旦年初来高値の再更新がある可能性もあるだろう。ただし、上値を追う展開になるには米ドル/円の上値追いを前提条件とするだけにハードルが高いと考えられる。
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