
極小陰線引け。一目均衡表・雲の中で動意を滞らせた。先々の低下余地を残す一目・雲の下限1.0461ドル付近までの下押しも想定しておきたい。雲を下抜けた際のめどは、24日安値1.0412ドル前後。やや下で推移する、上昇傾向の一目・転換線1.0397ドル付近も下げ渋りのポイントになりそうだ。
レジスタンス1 1.0568(2024/12/10高値)
前日終値 1.0492
サポート1 1.0412(1/24安値)
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
一目均衡表は テクニカル分析用のインジケーターです
しかし、一目均衡表に限らずどのテクニカル指標でも、その指標を単独で用いる限りは、分析の精度に限界があります。
多くのテクニカル指標は、価格の変化に重きを置いているのに対し、一目均衡表は「いつ相場が動くか」「いつ目標値が達成されるか」といった時間の概念を重視しています。
一目均衡表は、テクニカル分析用のインジケーターです。雲を見るうえで理解しておくべき一目均衡表の特徴や習得すべき必要性について説明します。
どんなテクニカル分析でも「ダマシ」が発生することがしばしばあります。
一目均衡表は、売り手と買い手の均衡を一目で見抜くことができるテクニカル指標です。
そのようなケースでは「レンジ相場」の可能性があるため、レンジ相場に適したオシレーターのテクニカル指標を組み合わせるのが有効と考えられます。
テクニカルポイント ユーロドル 一目均衡表の雲下限前後 1.0769 200日移動平均 1.0673 100日移動平均 1.0645 一目均衡表・雲(上限) 1.0491 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間) 1.0484 エンベロープ1%上限(10日間) 1.0462 現値 1.0462 一目均衡表・雲(下限) 1.0391 一目均衡表・転換線 1.0380 10日移動平均 1.0350 一目均衡表・基準線 1.0349 21日移動平均 1.0276 エンベロープ1%下限(10日間) 1.0207 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間) 一目均衡表雲下限前後での推移。一時1.0456までと小幅ながら雲を割り込んでいる。
テクニカルは、多くの人が利用するから機能すると言われています。オリジナルの数値に変更するよりも、多くの人が利用するデフォルト設定の方が、押し目や戻りの目安になったり、売買サインの参考になるでしょう。
一目均衡表は、FX取引に限らず株式投資など、あらゆる分野で活用されている、代表的なテクニカル指標の1つです。
FXのチャート分析に有効なテクニカル指標には数多くの種類が存在しますが、その中でも代表的なものの1つに「一目均衡表」があります。
テクニカル分析用のインジケーター(テクニカル指標)は海外発のものが多いなかで、一目均衡表は日本人によって考案されたものになります。海外にも逆輸入されているもので、「ichimoku」として親しまれています。一目均衡表の優れている点は視覚的に判断しやすく、現在の相場状況が上向きであるのか下向きであるのかといった方向感と強弱が分かります。多くのテクニカル分析がチャートの縦軸である「価格」を重視しているのに対して、一目均衡表では横軸である「時間」にも注目しています。それによって、価格とともに相場が変化していくタイミングを示唆しています。一目均衡表を正しく判断することによって、エントリーポイントを見逃しにくくなるのではないでしょうか。
長く続く持ち合い相場にあっては一目均衡表が機能しづらい状況もあります。持ち合い相場では上雲と下雲が頻繁に入れ替わってしまうため、基準線や転換線がはっきりと上抜け、もしくは下抜けしたと判断しづらくなります。売買シグナルの根拠が薄い状況では無理なエントリーを避けて、取引を見送ることが望ましいと言えます。一目均衡表だけに頼りきってしまわずに、ほかのテクニカル分析と組み合わせて、分析精度を高めたうえで取引を進めていくのも1つの方法です。指標の種類によっては、相場展開によって機能しづらくなるケースもあるため、1つのテクニカル分析だけに依存した取引は控えたほうが良いかもしれません。相場は日々変動しているので、エントリーを行うチャンスはいずれ訪れます。チャート分析を行って、きちんと根拠を得られてから取引を行うことが大切だと言えます。
TradingViewで一目均衡表を表示するには、TradingViewを開いて上部メニューの「インジケーター」をクリック→テクニカルの一覧から「Ichimoku Cloud(一目均衡表)」を選択します。
一目均衡表はすべてを習得するのが難しいテクニカル指標であると言われています。一目均衡表の考案者である一目山人による解説本は全7巻があるものの、一部の本は絶版になっており、現在完全に習得した人はほとんどいないとされています。ただし、時間論・波動論・値幅観測論などの理論があるものの、実際の使用にあたっては、一目均衡表を完全に習得する必要性はあまりなく、おおまかな概念の理解とシグナルさえ押さえておけば充分役立てることが可能です。
テクニカル指標は複数の種類を組み合わせて分析するのが基本であり、この基本は一目均衡表でも変わりません。
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