FX個人投資家動向「昨日はディープシーク・ショックで円買い、本日はトランプ砲でドル買い‼ドル円プレーヤーはFOMCに向けて下げ局面で買いを仕込む?」2025年1月28日

FXブログ
FX個人投資家動向「昨日はディープシーク・ショックで円買い、本日はトランプ砲でドル買い‼ドル円プレーヤーはFOMCに向けて下げ局面で買いを仕込む?」2025年1月28日

 

前日欧州時間から本日アジア時間のマーケット動向と個人資家動向をまとめました。市場参加者の動向を確認し、FX取引をする上での情報としてお役立てください。

FX投資家フローと市況

前日オープンから本日15時までのUSDJPYの値動き(ローソク足)と個人投資家動向です。(画面下のグラフは各時間帯の個人投資家の売買を表しており、青いバーが売数量、赤いバーが買数量です。)

27日は欧州参入時から中国の新興企業ディープシークの最新AIモデルが米ハイテク企業の優位性を脅かすとの懸念から、ハイテク株中心に米株価指数先物が急落、リスクオフの円買いが進行し、ドル円は153.712円まで下落した。NY時間に入ると、米12月シカゴ連銀全米活動指数、同12月新築住宅販売件数、同1月ダラス連銀製造業活動指数が全て市場予想を上回ると、ドル円はNY時間終盤に154.715円まで上昇した。

 

本日アジア時間、ベッセント米財務長官は段階的な関税引き上げを計画し、最終的に最大20%まで引き上げる可能性があるとFT紙が報じたほか、トランプ米大統領の「半導体や鉄鋼、アルミなどその他産業への関税を適用する」との発言で、ドル買いが進行、ドル円は155.944円まで上昇した。

取引金額

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」の取引を円換算した取引金額です。

市場シェア上位

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」取り扱い通貨30通貨ペアの内、取引量が多かった上位10位です。

ポジション金額

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」ポジションの円換算金額です。(青いバーが売建玉、赤いバーが買建玉です。)

ポジション増減

外為どっとコムのFX取引サービス「外貨ネクストネオ」主要通貨ペアのポジション増減(前日比)です。

外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」での取引データを元に作成しています。

 
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル FX個人投資家動向「昨日はディープシーク・ショックで円買い、本日はトランプ砲でドル買い‼ドル円プレーヤーはFOMCに向けて下げ局面で買いを仕込む?」2025年1月28日

FX個人投資家動向 昨日はディープシーク ショックで円買い

27日の米国株式市場では、ハイテク株主導でS&P500種株価指数とナスダック総合指数が下落。中国の新興企業DeepSeek(ディープシーク)が開発した低コストの人工知能(AI)モデルの出現によって、ハイテク株の割高なバリュエーションを正当化するのが難しくなるとの懸念が広がった。

「ディープシークのR1(生成AIモデル)はAI版の『スプートニク・モーメント』だ」。米有力ベンチャーキャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)の共同創業者、マーク・アンドリーセン氏は26日、X(旧ツイッター)に投稿。初の人工衛星打ち上げでソ連に先行された米国が味わったショックに例えた。

利益の伸び鈍化が想定され、バリュエーションがなお過大評価されている現状は、AI主導で大幅上昇したテック業界の株価に不安を生じさせている。ナスダック100種指数の将来の予想利益に基づく株価収益率(PER)は27倍と、過去3年の平均である24倍を上回る。エヌビディアは3年間の平均からやや低下したが、それでも33倍だ。

27日の海外市場で円相場は153円台後半まで上昇する場面があり、市場では「輸入企業などのドルの押し目買い意欲は強い」(楽天証券の荒地潤FXアナリスト)との声もある。28日の東京市場で輸入企業など国内実需筋による円売り・ドル買いが膨らむとの見方も円相場の重荷となっている。

一方、ダウ工業株30種は0.7%上昇。マグニフィセント・セブンに関する指数は2.7%下落した。ラッセル2000指数は1%値下がり。恐怖指数として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は約18と、12月中旬以来の大幅上昇となった。

ニューヨーク外国為替市場では、円が対ドルでおよそ5週間ぶり高値に上昇。DeepSeekショックに伴う世界的なハイテク売りでリスクオフムードが広がり、安全資産とされる円やスイス・フランへの逃避買いが膨らんだ。

ストラテジストの一部は、日銀による先週の利上げと今後の政策方針を踏まえ、円にはなお上昇余地があるとみている。ヘッジファンドは、先週の日銀会合を前に円ショートを減らしており、これも円相場を下支えした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました