短くなる恵方巻 原材料高の商戦

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短くなる恵方巻 原材料高の商戦
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短くなる恵方巻 原材料高の商戦

今シーズンは、「コメ」をはじめ主要な原材料の多くで大幅な価格上昇が避けられない見通しとなった。市販されるコメ5kgの価格は、前年比で60%超の大幅な値上げとなったほか、使用頻度の高い味付かんぴょうや海苔も、前年比で20~30%の大幅な価格高騰が見込まれる。太巻きに用いられる玉子焼きでは、昨シーズンに落ち着きを見せた鶏卵価格が一転して上昇傾向で推移し、2025年1月時点では前年比1.4倍で推移するなど、23年当時の「エッグショック」に迫る高値で推移している。水産品では、まぐろ類が昨シーズンに比べて安値傾向にあるものの、ほたて、くるまえび、いくらなど30%を超える高値となった原材料もあり、海鮮恵方巻で価格の大幅引き上げが相次いだ要因となった。

イクラや煮穴子を使った有名すし店監修の「極 太巻」は1本1490円(税込み)だが、3分の1サイズは537円で販売する。担当者は「一人暮らしや高齢で量はたくさんいらないという人も多く、手に取りやすくした」と話す。原材料価格の上昇を見込み、早めに調達に動くなどの取り組みで大半の商品は価格を前年から据え置いた。

節分(2月2日)に向けた恵方巻き商戦が本格化している。コメやのり、具材など原材料価格の高騰を受け、平均価格は例年よりやや高め。各社は小さめのサイズを用意するなど、消費者の節約志向に対応しながら需要喚起を図っている。

恵方巻の平均価格は1本当たりの平均価格で前年から100円超上昇するなど、40円前後の値上げにとどまり「お買い得感」が強かった昨シーズンから一転して大幅な値上がりトレンドとなった。恵方巻に欠かせないコメ価格の高騰が影響したほか、海鮮恵方巻では使用する原材料によっては大幅な高値での仕入れを余儀なくされていることも、価格を大きく押し上げる要因となった。他方で、使用する原材料を工夫するなどして手ごろな価格帯の恵方巻では価格据え置きや値下げを行い、物価高による節約志向を意識した値付けもみられた。2025年以降の恵方巻商戦は、昨年末のおせち商戦の流れを引き継いで「高価格帯」と「低価格帯」の二極化がさらに進行するとみられる。

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