セブン創業家 タイ財閥に出資要請
セブン&アイ・ホールディングスをめぐっては、カナダのコンビニ大手、アリマンタシォン・クシュタールが7兆円規模の買収提案をしたのに対して、傘下のスーパー、イトーヨーカ堂の創業家側も買収によって非上場化する提案を出し、8兆円を上回る規模の資金調達に向けてメガバンクなどと協議しています。関係者によりますと、この買収の提案をめぐって創業家側が、タイの財閥大手で小売や畜産などを幅広く手がけるアジア有数の複合企業、チャロン・ポカパングループに大規模な出資を要請したことがわかりました。出資は数千億円規模で、具体的な額について現在、交渉を進めているということです。チャロン・ポカパングループは、タイでコンビニのセブンーイレブンを運営していて、創業家側から同じく出資の打診を受けている伊藤忠商事とも資本提携を結ぶ関係にあります。創業家側は当初、年度内にも買収手続きを完了させようとしていましたが、資金調達の協議が長引いていて、タイの財閥のほか投資ファンドなどとの交渉も急いで資金調達にめどをつけ、年度内に非上場化に向けた買収提案をまとめられるよう調整を進めています。
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カナダのコンビニ大手から買収提案を受けているセブン&アイ・ホールディングスに対し、非上場化を提案している創業家側が、新たにタイの財閥大手に数千億円規模の大規模な出資を要請していることがわかりました。創業家側は年度内に買収提案をまとめられるよう調整を進めています。
「チャロン・ポカパングループ」はタイの財閥大手で、農業や食品、通信、それに不動産など幅広い事業を手がけています。20か国あまりで事業を展開しグループ全体の従業員は45万人を超える、東南アジア有数の巨大複合企業です。セブン&アイ・ホールディングスとはタイ国内で「セブンーイレブン」を運営するライセンス契約を結んでいて、1989年にバンコクで1号店を出店以降、店舗の拡大を進め、現在では国別で日本に次ぐ1万5000店あまりを展開しています。また、国内のセブンーイレブンは、チャロン・ポカパングループから鶏肉などの原材料を輸入しているということです。このほかの日本企業とも関わりが深く、2014年には伊藤忠商事と業務・資本提携を結んだほか、おととしにはトヨタ自動車と脱炭素分野での協業で基本合意を締結しています。
セブン&アイ・ホールディングスの創業家による自社買収(MBO)計画を巡り、創業家がタイの財閥チャロン・ポカパン(CP)グループに出資を要請していたことが30日、分かった。伊藤忠商事などに出資を求めたことも既に判明しており、総額9兆円規模に上るとされる買収計画に必要な資金の確保を急いでいる。
CPグループはタイ最大の財閥で、あちらではセブンイレブンも展開してるので、創業家としても馴染みは深いんでしょうかね。確かCPグループの創業者、以前に私の履歴書も書いてなかったっけな。日本のブルーチップだったセブンがタイの軍門に降るのか、と思うと感無量。 あと、伊藤忠と業務提携してるので、ファミマとセブンの関係に影響するのかにも興味津々。
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