トルコリラの焦点「利下げペース占うイベント続く…3日に1月CPI、7日にインフレ報告」FX予想 2025/1/30 #外為ドキッ

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トルコリラの焦点「利下げペース占うイベント続く…3日に1月CPI、7日にインフレ報告」FX予想 2025/1/30 #外為ドキッ

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中東に位置するトルコの通貨リラを取り巻く環境を分析し、トルコリラの今後の値動きを予想した。

執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也 X(Twitter)

利下げペースを占う1月CPIとインフレ報告

 トルコ中銀は先週23日、政策金利を47.50%から45.00%へ引き下げるとともに、「インフレ率の持続的な鈍化により物価安定が達成されるまで引き締めスタンスを維持する」と表明。今後も利下げを続ける上で、インフレ動向を確認しながら慎重に進める姿勢を示した。来週は、2月3日にトルコ1月消費者物価指数(CPI)が発表される。前回の12月CPIは前年比+44.38%と、7カ月連続で伸びが鈍化した。8カ月連続の鈍化が期待されるが、サービス価格の上昇を背景に1月は上振れするとの見方もある。また、来週7日にはトルコ中銀のカラハン総裁が、四半期に一度のインフレ報告を行い最新のインフレ見通しを公表する。昨年11月の見通しでは、今年2025年末時点のインフレ率を21%としていた。今後の利下げペースを占う上で、来週のCPIとインフレ報告に注目したい。

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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。

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トルコリラの焦点 利下げペース占うイベント続く3日に1月CPI 7日にインフレ報告

トルコの通貨、リラの下落基調が止まらない。足元では1㌦=27リラ前後を推移し、対ドルで過去最安値の更新が続く。20日にはトルコ中央銀行が2会合連続の利上げを決めるも通貨高には転じず、かつて「脆弱通貨」としてひとくくりにされたブラジルレアルやインドルピーなどとの違いが際立つ。インフレを考慮した実質金利がマイナス圏を推移する中、さらなるリラ安への警戒感は消えない。

9日の外国為替市場で対ドルのトルコリラ相場は、一時1ドル=34.8リラ台と最安値を連日で更新。2023年末の1ド...

トルコの通貨リラの安値進行が止まらない。対ドルでは過去最安値を更新し、対円でも2カ月ぶりのリラ安水準となった。インフレの影響を除く「実質金利」が約5年ぶりの高水準に達するなど、足元は金融環境の引き締まりが目立つ。景気減速を招きやすい高金利の負の側面が目立ち、リラ売りにつながっている。

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