昔ながらの名車風 人気 なぜ
クラウン低迷の理由は、大きくスポーティになりすぎたためだと思っている。輸入車の対抗はレクサスに任せ、クラウンは日本らしいデザインとサイズの高級車に戻ってほしい。そのほうが長年クラウンを愛し続けてきた人たちに支持されると思うし、最近の若い人たちにも角ばった形は人気があるのでウケるはずだ。
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
1984年発売の2代目アルトのマイナーチェンジ時に追加されたホットモデル。軽自動車初のターボは三菱・ミニカに先を越されてしまったが(83年3月)、こちらはインジェクション式の4バルブDOHCターボにインタークーラーを装備。最高出力は64馬力を発生した。外観も大柄なスポイラーが備わり、駆動方式もビスカスカップリング式4WD(RS-Rグレード)を採用するなど、最強のスポーツ系軽自動車として人気を集めた。
なぜレトロコンテンツはここまでZ世代の心を魅了するのでしょうか?
クルマにおけるデザインの魅力を前面に押し出したモデルは、これまでもさまざまなアプローチで登場している。最初にレトロテイストのクルマを作り上げてブームを起こしたのは、日産自動車だった。 パイクカーと呼ばれる、いにしえの名車をモチーフとした温かみのあるデザインで仕上げられた日産のクルマたちがヒットしたのは、1980年代後半のことだ。 同じ頃、エアロパーツメーカー老舗のDAMDがさまざまな名車をモチーフに、カスタムパーツを作り出していった。この流れは現在も続いており、東京オートサロンでも話題を集めている。 光岡自動車は日産マーチをベースに、往年のジャガーMkII(マーク2)をモチーフにしたビュートを発売したことで、パイクカーのムーブメントを広げ、同社のカスタムカービジネスを軌道に乗せた。最近ではホンダ・シビックを往年のマッスルカーのように仕立て、これも人気を集めている。 自動車メーカーでは、ダイハツが軽自動車のミラをローバーミニ風にしたミラジーノを作り出し、他の日本車メーカーも丸型ヘッドライトやラジエターグリルを採用したカスタムグレードを設定する動きが広がった。 トヨタも初期の乗用車であるAA型をモチーフにしたトヨタ・クラシックや、初代クラウンのデザインテイストを盛り込んだオリジンなどのパイクカーを販売したが、これらは台数が少なく価格も高かったので、ちょっと別枠扱いだろう。
エンジンの水平マウント化により長さを切り詰めたノーズ部分や全高を低く抑えたロングルーフデザインなど、オーソドックスな2BOXのハッチバックスタイルが主流とされていた中で異色の存在感を放っていたトゥデイ。カテゴリー的には4ナンバーの商用車ながら、その特徴的なルックスから一般ユーザーからの人気も高く、専用のボディーカラーやブロンズガラスを備えた特別仕様車も追加された。
2024年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、ホンダのフリードが受賞した。扱いやすいサイズのライトミニバンで先代も人気だったが、現行モデルはステップワゴンとテイストを共にする、モダンでミニマルな印象のデザインが受けているようだ。 【画像】どれが好み? 話題のパイクカー&レトロデザインを見る ホンダだけでなく、このところクルマの人気要素においては、デザインの優先順位がますます高まっていると感じる人も多いのではないだろうか。 クルマが普及し始めた1950年代から、すでにスタイリングは比較検討する上で重要な要素となっていた。しかし、クルマが高性能化・多機能化していく中で、燃費や居住性、快適性を左右する機能などで競合他社との差別化ができていた時代は、デザインは二の次でも良かった。 トヨタのプリウスがヒットしたのは、優れた燃費性能とエコカー補助金という強力な後押しがあったからで、ハイブリッドが他車種にも広がると、スタイリングを武器にし始めた。現在では、デザインの訴求力の高さをトヨタが認識していることが分かるだろう。
《笑福亭鶴瓶の冠番組が放送休止》「このタイミングでなぜ…」疑問にテレビ局広報が回答した“意外な理由”「一連の報道とは関係がありません」
コメント