「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
今日のドル円 テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)
【現状分析】
– 154円付近で底堅い展開も上値の重さあり
– ディセンディングトライアングル形成
– 154円割れで下落リスク増大の可能性
【注目イベント】
1. トランプ関税(2/1開始)
– カナダ・メキシコに25%関税賦課
– メキシコの報復措置の可能性
– 月曜の市場反応に注意
– 米経済指標
【今後の注目点】
– FOMCは利下げ慎重姿勢を維持
– 5月利下げ観測は現在50-50
– 経済指標次第で利下げ時期観測が変動の可能性
– トランプ大統領のFRBへの不満表明に注意
結論:
154円を挟んだレンジ相場が継続中。トランプ関税と米経済指標が方向性を決める重要材料となる。テクニカル的には154円割れで下落リスク、155円突破で上昇トレンド形成の可能性。
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『最新のドル/円相場を解説』
経済指標・イベントの結果について
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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ドル円解説FX解説トランプ関税発動で波乱の展開かドル円154円の攻防 米雇用統計に注目 来週のFX予想
円全面高、ドル円再び155円台割り込む トランプ関税警戒 メキシコとカナダなら当然中国にも円全面高、トランプ関税報道受けリスク回避ムードが広がっている。トランプ氏は2月1日までにメキシコとカナダに25%の関税を課す計画だとブルームバーグが報じた。トランプ氏は一律関税の可能性はあるが、まだ準備していないとコメントしている。カナダとメキシコに関税なら当然中国にも関税を課すとの見方が広がっており貿易戦争が懸念されている。ドル円は朝に一時155円台を割り込んだ後156.20円台にまで上昇、ここに来て再び155円台を割り込んでいる。上海株はマイナス転落、カナダドルは対ドルで2020年以来の安値をつけている。
とこかくも追加関税はドル高、その反対はドル安という構図が定着しつつある。関税を増やすとインフレが増大し、それがドル金利の引き上げをもたらすと思われているからだ。メキシコとカナダ、そして中国への関税は2月1日と明言しているので、実際のトランプ氏の発言と思惑が交錯する状況はしばらく続きそうだ。
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