食品値上げ 春先にかけラッシュか

帝国データバンクによると、2024年の食品値上げは累計で1万2520品目に達し、前年の2023年と比べて約6割減少しました。この結果は、バブル崩壊以降の過去30年間では特異な現象であり、2023年の3万2396品目に比べると大幅に抑制されたことを示しています。2022年から2023年にかけて続いていた月間2千品目以上の値上げが常態化した「値上げラッシュ」は、2024年には明らかに減少しました。

2025年にかけての食品値上げは、依然として高い水準で続く見込みです。特に春先には月2千品目を超える値上げが見込まれており、場合によっては3千品目に達する可能性もあります。このような状況において、消費者は賢い選択を行う必要があります。企業側も、コスト上昇を受けて価格設定に苦慮する中で、消費者のニーズに応えるための戦略が求められています。今後の食品業界の動向に注目しながら、私たちも賢い消費者としての行動を心がけていきたいものです。