唐揚げ店の倒産急減 ブーム→定着

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唐揚げ店の倒産急減 ブーム→定着
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 唐揚げ店の倒産急減 ブーム→定着

唐揚げ店の倒産急減 ブーム定着

唐揚げ店においても、すかいらーくグループ(から好し)、かつやグループのアークランドサービスホールディングス(からやま)、吉野家グループなど外食大手の市場参入が図られました。なお、これらの大手は唐揚げ業態から撤退しておらずレギュラーメニューとして定着しつつあります。

以前にも、「唐揚げブームは終わったか?」 - 飲食業界研究会 (insyuken2017.net)という考察記事でも述べているように、確かに唐揚げ店の出店は年々増加傾向にあったのは確かでした。

冒頭の通り、唐揚げ専門店ブームは終息に向かっているが、コンビニ唐揚げは好調だ。特にファミからは人気のようで、22年5月から23年12月にかけて累計販売個数は1億2500万食を超えたとしている。Lからも「満足度は高い」とローソンはアピールしており、先述したように新フレーバーも発売した。新商品の更新が早いコンビニでは、売れ行きが芳しくなければ早々と撤退していたはずである。現在でも販売が続くことから、少なくともかつての「コンビニドーナツ」のように売れない商品ではないようだ。

▼タピオカ?口にする機会がなかったですね。「から揚げ」も同じ運命をたどるのでしょうね。家とか自動車にも流行(ブーム)があるんだと思います。でもそれらの流行に乗ることは簡単ではない。その点、ファッションは裾野が広い。80円、90円の唐揚げはもっと広い。「食」の流行は誰でも参加できる。そういう類の話だと思いますね。

唐揚げ専門店が衰退した背景には外食産業の回復もある。選択肢が増えた分、中食として唐揚げを選ぶことが少なくなった。また供給面では、鶏肉価格や食用油の高騰によって専門店側が利益を得られなくなったことも関係している。そういった意味で、コンビニ唐揚げは既存の唐揚げ市場を奪ったのではなく、スナックとしての新たな市場を開拓したといえる。

とはいえ実際に店舗へ寄ってみると欠品も目立ち、そもそも置いていない店舗もある。唐揚げではなく、ファミマであればファミチキ、セブンは揚げ鶏など、一回り大きい類似商品を見かけることの方が多いと感じる。そう考えると、コンビニ唐揚げは少なくとも現時点で「定番商品」には至っていないといえる。今後伸びるのか、それとも終焉を迎えるのか、見極めるにはもう少し時間がかかりそうだ。

一方で、需要サイドではこうした供給増を吸収できるほどのブームに支えられていたのか、について考察してみたいと思います。

③消費者層は、タピオカが若者とくに中高生をターゲットとしていたのに対し、唐揚げは幅広い世代をターゲットにしていたことも違いの背景として挙げられます。SNSでの流行に敏感な中高生はブームを創り出す存在でもありますが、ブームから手を引くのも早いということでしょうか。

このようなトレンド傾向も踏まえ、唐揚げ店の今後について最後に考察してみたいと思います。

パンケーキブーム MR1004 片山 明. パンケーキとは 小麦粉に卵やベーキングパウダー、砂糖、牛乳、 水などを混ぜてフライパンで両面を焼いた料理の こと。 英語圏では主にパンケーキと呼び厚みが薄いもの が多いがアメリカではホットケーキとも呼び集め のものが多い。 パンケーキのパンは平鍋を意味する言葉。平鍋で.

ちなみに「コンビニ唐揚げの普及が唐揚げ専門店の衰退をもたらした」という意見も聞かれるが、筆者はあまりそう思わない。専門店の唐揚げは、まとめ売りや弁当など食事目的が想定される。一方のコンビニ唐揚げは、紙製のパックや透明の容器に入れられることが多く、その場で消費する「スナック」のような位置付けだ。コンビニで買った唐揚げを家でご飯とあわせる行動はそれほど多くないのではないか。気軽に唐揚げを食べられることが、コンビニ唐揚げ定着の要因と考えられる。

1986年に「からあげクン」を発売し、看板メニューに育ててきたローソンも、コロナ禍でスタンダードな唐揚げを発売した。そもそもからあげクンは名前こそ「唐揚げ」だが、サクッと感はなくふわふわなイメージがある。その意味で唐揚げとは別の商品であり、ブームで伸びたようなカリッとした唐揚げの必要性に迫られたのだろう。

唐揚げ店についても中小規模事業者の一定数の淘汰があるものの、唐揚げ店業態は一定のプレーヤーが市場に定着するものだと考えます。

②購買ニーズは、タピオカが「消費したものをSNSに投稿する」という若者の消費行動の発展とともに購買ニーズを増幅させていった側面があったものと思います。消費欲よりも投稿欲が購買ニーズを喚起し、投稿をみたフォロワーの投稿欲、購買欲の連鎖というSNSの性質が見事にブームをけん引していったのは明らかです。ただし、若者のSNS欲はなくならなかったものの、別の商材がSNS上でトレンドになればタピオカの露出は急減します。タピオカはあくまでSNS欲の媒介に過ぎなかったため、こうしたブームが過ぎ去るときも急激でした。他方で、唐揚げ店が増加したのは、コロナ期における巣ごもり需要、テイクアウト需要を狙ったものでした。確かにコロナからアフターコロナに向かう社会の流れに沿う形でこうした需要は少なくなったものの、消費者はSNSへの投稿とかではなく、唐揚げそのものを欲していたためタピオカのような急激なブーム収束といったことにはならなかったのだと考えます。

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