5ドアジムニー受注停止 なぜ人気
■新型「ジムニ―5ドア」国内導入はどうなる?
ジムニーは国内市場に最適な商品で、新型ではファンも増えました。燃費規制などに対応して商品力を向上させ、ジムニー5ドアも加えて欲しいところです。
後席ドアを備えた新型「ジムニー5ドア」
スズキの新型「ジムニーノマド」は、従来のジムニーの魅力である高い悪路走破性を維持しつつ、5ドア化によって新たな可能性を切り開いたモデルと言えるでしょう。後席の居住性向上や荷室容量の拡大により、ファミリーユースやアウトドア用途での使い勝手が大幅に向上しています。
フルモデルチェンジで間もなく新型になる「スイフト」は、さらに新しい1.2リッター直列3気筒(Z12E型)を採用します。このエンジンの排気量を拡大して、AT車も日本向けのCVT(無段変速AT)に切り替える工夫を施せば、ジムニー5ドアの国内投入が可能になるかもしれません。
わが国でようやく発表されたスズキの新型「ジムニー・ノマド」が、早々に爆発的ヒットで受注停止となった。なぜ、それほど人気を集めているのか? 実車を事前に取材した小川フミオが考える。
販売戦略としては、月間販売目標台数を1200台に設定しています。ジムニーシリーズの人気と5ドア化による新たな需要の取り込みを見込んでの数字と言えるでしょう。また、インド工場での生産により、国内工場の生産ラインを圧迫することなく供給できる点も、販売戦略上の大きなメリットとなっています。
デビューして55年、そしてジムニーの生みの親ともいえる故鈴木修相談役の誕生日に日本デビューしたのが、ジムニー史上初の5ドア、ジムニーノマドだ。
日本のユーザーが求めているのは、威圧感のある大型のSUVではなく、ジムニーや5ドアボディを含めたジムニーシエラのような車種だと筆者(渡辺陽一郎)は思います。
カスタマイズの方向性としては、オフロード性能をさらに高めるものや、車中泊やキャンプなどのアウトドア用途に特化したものが主流になると予想されます。5ドア化による広い室内空間を活かしたカスタマイズも、今後増えていくでしょう。
2025年1月30日、スズキから待望のジムニーノマドが正式発表された。ジムニーといえば1970年に誕生した、日本を代表する本格クロカン4WDの象徴的モデル。ノマドというのは5ドアボディーであることを示すヘリテージのあるサブネームで、55年の歴史において日本仕様としては初めて誕生した5ドアボディーのジムニーとなる。
前述した3ドアボディーのジムニーシエラも注文から納車まで1年待ちの状況が続いており、納車待ちの顧客リストが積み重なっていた。そこで3ドアのジムニーシエラや軽自動車のジムニーといったモデルを待っている顧客へ状況を説明、優先的に5ドアのジムニーノマドへ注文を切り替える措置を取ったという。
そしてジムニー5ドアは車両重量が3ドアを上まわり、燃費性能はさらに悪くなることが予想され、しかも国内に導入すれば間違いなくヒット商品になるはずです。そうすると納期も一層遅延することになり、そのため現状では国内発売は考えにくいと言わざるを得ません。
ジムニー5ドアへの望みがあるとすれば、燃費を向上させることが必要でしょう。ジムニーシエラのエンジンは、先代型は直列4気筒1.3リッター(M13A型)でしたが、現行型では設計の新しい1.5リッター(K15B型)を搭載しています。
ジムニー ノマドは、スズキが2025年4月3日に発売予定の5ドアモデルです。このモデル向けに、様々なアクセサリーが用意されています。
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