裁縫箱「家庭科のドラゴン」の今
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家庭科のドラゴンとは 小学生男児の裁縫箱等にいた“あの”ドラゴン
小学校で家庭科の授業が始まったのは、戦後間もない昭和22年のこと。それからしばらく経ち、各教材メーカーから「裁縫箱セット」が発売されたが、当時の学校推薦のカタログには、男子児童は「兜」、女子児童は「毬」の柄など選択肢が少なかった。しかし1990年代に入ると、家庭科の授業でエプロンや手提げ袋などをつくる学校が増えはじめ、それにともないストライプや水玉など、裁縫箱セットの柄バリエーションも充実してきた。そして2001年に登場した初代ドラゴンシリーズ「LOURD LEGER(ルールレジェ)」が“小学校裁縫セット界”の歴史を変えた。
家庭科のドラゴンとは、小学生男児の裁縫箱等にいた“あの”ドラゴン。 小洒落た柄やかわいいキャラクターの柄など豊富なデザインがある中から“あの”ドラゴンを選ぶセンスは心に男子小学生を住まわせる者なら誰もが解する。血痕がプリントされたドクロのラメ入りダメージTシャツを着るような、旅行先の土産物屋で龍が巻き付いた剣のキーホルダーを買うような、そんなオトコノコ心をくすぐる存在だ。
子どものころに家庭科の授業で見かけた「ドラゴン柄の裁縫箱」が、いま再び注目を集めている。キャラクターを手がける企業は、2024年からブランド露出、各社とのコラボレーションを積極的に展開。かつての愛用者や、ドラゴン柄に憧れを持っていた20~30代を中心にリバイバルブームが到来している。人気再燃の背景を取材した。
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