来週のドル円関連重要イベント
2月10日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
2/10(月):
【日本】12月国際収支・貿易収支
2/12(水):
【アメリカ】1月消費者物価指数(CPI)
【アメリカ】1月月次財政収支
2/13(木):
【アメリカ】1月卸売物価指数(PPI)
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
2/14(金):
【アメリカ】1月小売売上高
【アメリカ】1月鉱工業生産
特に注目度が高いのは12日(水)の米1月消費者物価指数(CPI)、14日(金)の米1月小売売上高です。
12日(水)には米1月消費者物価指数(CPI)が発表されます。CPIは消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を測定したものです。インフレの実態を見極めるのに利用され、季節的な要因で価格が変動しやすい生鮮食品を除いた「コア指数」が特に注目されます。米FRBが金融政策を決定する上でも重視するとされるため、ドル円相場を見通す上で重要度の高い指標です。
14日(金)には米1月小売売上高が発表されます。米小売売上高は、アメリカの小売業者の売上高を集計した指標です。アメリカでは消費活動がGDPに占める割合が他国に比べて高いことから、アメリカ経済の動向を見極める上で重要とされます。
今週、日本の12月毎月勤労統計調査で現金給与総額が市場予想を大きく上回ったことや、赤澤経済再生担当大臣が足もとの経済はインフレの状態であるとの見解を示したこと、さらに米指標で弱い結果が目立ったことなどから日銀の追加利上げ観測が強まり、円高ドル安が進みました。
円が買われやすい状況となる中、来週の米CPIをはじめとするアメリカの重要指標で弱い結果が示されれば一段とドル安が進むことが予想され、結果に注目が集まります。
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