ケンゾーampィトン NIGO氏の両立
NIGO®:僕は今回のショーでパリは6シーズン目だけど、みんなこの独特さの中でずっとやってきたんだって、実際やってみてわかることが多いな。
「"NIGOのケンゾー"のスタイルが出来上がってきたというか。例えばデニムひとつとっても、最初の頃は思い通りにいかなかったのですが、チームや工場とも理解し合えるようになってからは、もの作りが面白くなってきた。同時に顧客も、3年で定着してくれています」。
NIGO®:構えるし、変に力が入っちゃう。
NIGO®:ジュンくんはやっぱり"デザイナー"。亡くなってしまったヴァージル(=ヴァージル・アブロー / 元ルイ・ヴィトンのメンズ クリエイティブ・ディレクター)も然りだけど、"クリエイティブディレクター"や"アーティスティックディレクター"はジャンルが違う、ということはあるかもしれない。
高橋:そうだったの(笑)。でもさ、ショーの本番中にNIGO®、余裕そうに客席に座って見てたじゃない。オンラインで見てたけど「えっ? 新しいスタイル?」って。
「僕の中では、当時の活動名の『Futura 2000』への思いが強くあります。それに今年は2025年で"25=NIGO"なので、"Futura 2000 & 25"としてやれたらいいなと」。出会いから30年、メモリアルな取り組みとなった。
オールホワイト、オールブラック、シルバー&ホワイトの3色に加え、メンズにはブルー&ブラック、ウィメンズにはピンク&ホワイトの計5色を用意する。ケンゾーストアおよび公式オンラインストアで販売中で価格は6万8200円。
NIGO®:僕ら2人とも、意外と真面目なんですよ(笑)。仕事に向き合う姿勢は。
NIGO®:ああ〜わからなかった(笑)。でもやっぱり、一貫してブレないジュンくんのデザインだよね。自分も「NIGO®っぽい」と言われて、でも正直自分ではわからなかったりするんだけど。
NIGO®:そのド真ん中の世代なので。好きな物を集めて、編集して、くっつけて。音楽を作るのと似ている感覚があるんですよね。
NIGO®:そういうの見ちゃうとさ。まだまだ止められない。もう少しやれるかなって。
NIGO氏、経歴は?
NIGO®:見えたよ。Cマークをビーズ刺繍にしたやつね。さすが洒落てるなぁと思った。
NIGO®:え、そこで見つけたんだ。
ケンゾーとの契約を更新したというNIGOに、今の立ち位置から思うことを聞いた。「最初の3年は、やはり畑を耕して、種をまいて。でもその間に同じグループにファレルが加わったりと、想像しなかった流れが出てきました。面白いな、と思っているところです」。
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