ドル円、厳しい円高プレッシャー|トランプ氏の関税発言などで明確なトレンド形成には至らず 2025/2/10(月)井上義教【FX/為替】#外為ドキッ

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ドル円、厳しい円高プレッシャー|トランプ氏の関税発言などで明確なトレンド形成には至らず 2025/2/10(月)井上義教【FX/為替】#外為ドキッ
 

ドル円は短期・長期・中期の移動平均線がクロス寸前で、買い方はキツい 【明快!テクニカルレビュー】

動画配信期間:公開日から3カ月間

動画目次

0:00 はじめに
0:59 ドル円分析
1:18 ユーロ円分析
1:49 ポンド円分析
2:30 豪ドル円分析
2:59 ユーロドル分析
3:20 ポンド米ドル分析
3:56 豪ドル米ドル分析
4:10 まとめ 金利上昇余地は限られる

相場分析ポイント解説

1. 為替市場の全体的な状況
– 円高・ドル高の展開が見られ、特に円高については日銀審議委員での発言を受けてマーケットが疑心暗鬼となった状態
– ユーロ円は完全に崩れており、回復には相当の時間が必要と予想される
– 対ドルについては、トランプ氏の関税に関する発言やファンダメンタルズの不確実性により、明確なトレンドの形成には至っていない状況

2. 主要通貨ペアの詳細分析
ドル円:
– 金曜日は上ヒゲを伴う小陽線で、安値圏での引け
– 短期・長期・中期の移動平均線がクロス寸前という技術的に警戒が必要な状況
– MACDも久々のゼロライン割れを示し、買い方には厳しい展開

ユーロ円:
– 先週水曜日から売られ始め、2024年12月上旬の安値に接近
– 押し目買いの動きが見られるものの、戻りは鈍い展開が予想される
– チャート的にはドル円よりも弱い状況

ポンド円:
– ユーロ円と非常に類似したチャートパターンを形成
– MACDはゼロラインの下側でデッドクロスから下向きという弱気シグナル
– 金曜日は上ヒゲを残して引け、終値ベースで安値を更新

豪ドル円:
– 他の通貨と比較すると「まだまし」な状況だが、依然として買いにくい展開
– 金曜日も上ヒゲを残して安く引ける展開が続く
– 戻り売りを狙う展開が想定される

3. クロス通貨の詳細分析
ユーロドル:
– 長期移動平均線が継続的な下落傾向を示す
– 短期と中期の移動平均線もデッドクロスを形成
– 米国金利は高止まりしているものの、特に米10年債金利(4.5-4.6%圏)の動向が重要
– 金利低下のシナリオも完全には否定できない状況

総合的な結論:
1. 為替展望
– 対円では当面円高方向へのプレッシャーが継続する見込み
– 対ドルでは米金利上昇を背景にドル買いの展開が予想される
– クロス円については特に弱い展開が続く可能性が高い

2. 注目ポイント
– 米国長期金利の動向
– 日銀の金融政策に関する発言
– グローバルな経済指標の推移

 

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井上義教 氏
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル円、厳しい円高プレッシャー|トランプ氏の関税発言などで明確なトレンド形成には至らず 2025/2/10(月)井上義教【FX/為替】#外為ドキッ

ドル円 厳しい円高プレッシャートランプ氏の関税発言などで明確なトレンド形成には至らず 2025

ただ、ドル円相場の今後の見通しは、トランプ氏の関税政策でも左右されそうだ。トランプ氏は就任初日の20日にカナダとメキシコに対して25%の追加関税を2月1日から課すことを検討していると発言。就任後に154円台後半まで円高に振れていたドル円相場を、156円台まで円安方向に動かした。

ドル円相場(USD/JPY)は30日の取引で一時、1ドル=153.79円をつけた。ブルームバーグによると、中国のAI開発企業「DeepSeek(ディープシーク)」が低コストで高性能のAIを開発したとのニュースが金融市場を揺らした27日につけた153.72円以来の円高水準だ。円高見通しがさらに強まれば、2024年12月18日以来、約1か月半ぶりとなる153円台前半も視野に入る。

また、米商務省が30日に発表したアメリカの2024年10-12月期の実質GDP成長率が前期比年率2.3%となり、ブルームバーグがまとめた市場予想の2.6%を下回ったことも、ドル円相場で円高見通しを強める材料となった。

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